- さらに絞り込む
呉竹の額縁の通販
- 対象商品:1件
額縁の新着商品
額縁とは
額縁とは、何か。額縁と聞いてどのようなものを想像するでしょうか。装飾豊かできらびやかな額縁。あるいは単純に絵画作品を縁どるシンプルな枠。いくつか思い浮かぶことと思います。額縁には、収める作品の媒体、目的によっていくつかの種類があります。それらは「油彩本縁」「仮縁」「デッサン額」「ポスターフレーム」と呼称され、形状・作り・目的・用途が異なります。西洋絵画が建築絵画と切り離され、独立した絵画として描かれるようになったルネサンス期以降、額縁もまた誕生しました。それは、絵画に芸術としての独立性を持たせ、また、装飾するものとして、あるいは絵画作品の世界をより豊かに表現するパートナーとして、芸術絵画と共に歴史を歩み、今日普及する一般的な額縁が確立するに至りました。その過程において、アーティストや職人が、額縁自体にも一層の芸術性や絵画との親和性を追求・探究・研究することによって、発展を遂げてきました。そのため、現在では額縁それ自体がアンティークや空間の装飾品として用いられることも珍しくはありません。また、額縁は絵画作品の保護・保存の役割も担っています。劣化や不意の事故から作品を守るためには額縁は欠かせません。私たちが時代や場所を超えて様々な芸術絵画作品を目の当たりにできるのは、それらに関わる多くの人たちの妥協の無い、たゆまぬ努力と額縁の役割によるものです。そうして現在、芸術絵画と額縁は、切っても切り離せない関係となりました。月見に団子、名画に額縁。額縁とは、私たちと作品世界をつなぐ扉であり、ナビゲーターです。そして、時代や場所を超えて芸術絵画作品を目の当たりにできるという点において、額縁とは、タイムマシーンでもあります。過去と現在、現在と未来、そして過去と未来は、額縁というただ一点でのみ繋がり、時間や場所を超越して、私たちを芸術絵画の世界へと導いてくれるのです。そんな特別な時間旅行に、ぜひ、世界堂の額縁を御供させてくださいませ。
額縁の種類について
額縁は入れる作品の種類や用途に従い、適したものを選ぶ必要があります。【デッサン額】…水彩画・版画・書画・写真など、紙に描いた薄い作品を入れる為の額縁です。作品よりも一回り大きいものを選び、マット台紙と併せて額装するのが一般的です。【油彩本縁】…キャンバスや木製パネル等、20mm程度の厚みのある作品を入れる為の額縁です。重量があり、縁のデザインが多様であることが特徴です。【仮縁】…キャンバス(パネル)作品用の簡易的なフレームです。主に公募展出品時の仮額装として使用します。アクリルや裏板は付属せず、枠のみのフレームです。作品の四方を保護し、搬入時の事故を防ぐ役割があります。【ポスターフレーム】…ポスター等の印刷物を入れるのに適した額縁です。基本的にOAサイズで展開されています。デッサン額よりも軽量な造りで、透明板はエンビ板などを使用しています。
額縁の選び方とは?
STEP1 額の種類を選ぶ
まずは、作品の種類にあわせて額の種類を選びます。
額の種類 | 作品の種類 |
---|---|
油彩本縁 | キャンバス・パネル(厚み2cm程度) |
仮縁 | キャンバス・パネル(厚み2cm程度) |
デッサン額 | 紙(水彩画・版画・書画・デッサンなど)・写真・紙の印刷物など薄いもの |
ポスターフレーム | OAサイズのポスター(A・B規格) |
STEP2 サイズを選ぶ
「油彩本縁」「仮縁」は、キャンバスやパネルと同じ号数のものを選びます。「デッサン額」は、作品よりもひと回り大きいものを選び、余白をマット台紙で調整します。「ポスターパネル」は原則として、ポスターと同じサイズのものを選びます。
STEP3 形のデザインを選ぶ
額の形状のデザインによって作品の印象がとても変わります。額の角や表面に彫刻や柄などのデザインがほどこされている装飾的なものは、作品ににぎやかな印象を与えます。逆に装飾的なデザインがほどこされていないシンプルなものは、作品におちついた印象を与えます。
STEP4 色を選ぶ
作品の色やトーンに近いものを額に選ぶと、作品とよくなじみます。逆に、はなれた色やトーンのものを選ぶとメリハリがうまれます。また、額の色でよくいわれることは、シルバーの額は寒色系の絵と相性がよく、ゴールドの額は暖色系の絵と相性がいいといわれます。ですが、すべての絵にあてはまる完璧なロジックはないので、ケースバイケースで慎重に選びましょう。
額縁の用途と種類についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。キャンバスやパネルのサイズについて、さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
マット台紙について
マットとは作品の見栄えを良くし、作品とアクリル板が密着するのを防ぐ台紙のことです。主に薄い作品をデッサン額へ額装する際に使用します。中性の紙であり、作品を傷めにくいという特徴もあります。また、マットの見え幅が40mm程度あると作品が綺麗に見えると言われています。予め計算した上で、どのサイズの額縁にセットするのが適切であるか確認するようにしましょう。当オンラインショップでは「未掲載品のご注文フォーム」よりマットのご注文が可能です。その際はマット色番・外寸・内寸・必要枚数をご入力の上、ご依頼をお願い申し上げます。
特寸サイズの額縁について
オンラインショップに掲載されていない寸法(P・M・Sサイズ)や特注サイズの額縁をご希望の際は、額縁の品名とご指定の寸法をご入力の上、未掲載商品のご注文フォームよりご依頼をお願い申し上げます。
アートボックスフレームについて
(株)APJのアートボックスフレームは、平面作品や写真の他、立体物を入れることも可能な額縁です。コラージュ・造花・ピンバッジ・標本・アクセサリー・お気に入りの小物類など、工夫次第で自由に額装して飾ることが出来ます。例えば、結婚式のウェルカムボード作品としてイラストと造花を入れたり、記念写真と小物を一緒に額装するといった使用方法が人気です。フレームの色数も豊富で、ベーシックな色合いからパステルカラーまで展開されており、中に入れる物の雰囲気に合わせて選ぶことが出来ます。また、サイズ展開も豊富で主に自宅で飾りやすいサイズを中心にラインナップされています。その為、プレゼント用の作品を制作するのにもおすすめです。
呉竹について
「呉竹」(クレタケ)は綿谷奈良吉が1900年(明治35年)「くれ竹製墨」の商号で、製墨業を始めたのを礎とします。1924年(大正13年)「合名会社精昇堂商会」を設立、1940年(昭和15年)社名を「株式会社呉竹精昇堂」に、2003年(平成15年)さらに「株式会社呉竹」としました。筆ペンを実用化するなど、書道用品の業界に大きく貢献しているメーカーです。呉竹では「人間らしさを取り戻すにはアナログへの回帰」を旗印に掲げ、現在の事業領域を「アート&クラフト」と定め、手書き・手造りの良さを伝える商品の数々を市場に送り出しています。呉竹は100年を超える歴史と、30年以上に亘る海外でのマーケティング経験と、日本での独自の市場開拓によってブランドを築いてきました。また、呉竹ブランドのロゴマークは伝統を表す黒、革新を表す黄色と紫を用いており、呉竹の各道具の開発を通じて新しいライフスタイルを提供する企業の姿、筆とペンそして画材を含めての総合メーカーである点を表現しています。