クレヨン・パステル

ここにはクレヨン・パステル類を置いています。クレヨンとパステルの違いはページ下部の解説をご参照ください。

※各社「パステル用フィキサチーフ(定着液)」はこちら

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クレパスの歴史とクレヨン・パステルとの違い

クレパスとは1925年にサクラクレパスが開発した画材です。クレパスを開発する直接のきっかけとなったのは、「クレヨンをより描きやすい描画材料に改良したい」という思いからでした。クレパスはよくクレヨン・パステルと比較されますが、クレヨンというのは、本来は顔料を固形ワックスで練り固めたものです。しかし、現在では日本製のクレヨンには顔料と固形ワックスだけでなく、その他に体質顔料と液体油も混ぜてよりなめらかに描きやすいよう軟らかめにさせています。ただし、海外では体質顔料と液体油を混ぜない本来の硬いクレヨンが依然として主流のようです。日本では大正時代にクレヨンが作られ始めましたが、当初は顔料を固形ワックスだけで練り固めたものだったので、[硬い][塗った紙に定着する][艶がある][手にベとつかない]などの長所が歓迎されました。その反面では硬くて滑りやすいという性質上、描画のときには線描が中心となるので表現に限界がありました。しだいにパステルのように画用紙の上で混色したり、伸ばしたりすることができるなど、高度で幅広い描画効果が得られる性質をもったクレヨンが求められるようになっていきました。しかし、パステルは顔料を結合材で固めただけの描画材料なので、紙などの表面の凹凸に顔料が擦り付けられているだけの状態です。この為、しっかり定着していない顔料がはがれ落ちないよう、仕上げにフィキサチーフという定着液を霧状にして吹き付けるという後処理が必要になります。そこでパステルのように自由に混色ができ、のびのび描け、クレヨンのように後処理の手間がなく、しかも油絵具のようにべっとり塗れて画面が盛り上がるような描画材料の開発が進められました。さまざまな試行錯誤が繰り返されて完成した「クレパス」は、クレヨンの「クレ」とパステルの「パス」をとって命名され、その商品名は商標登録されました。このときのキャッチフレーズが「クレヨンとパステルそれぞれの描画上の長所を兼ね備えた新しい描画材料」でした。なおクレヨンの発明者は「レオナルド・ダ・ヴィンチ」など諸説ありますが、特定されていません。日本のクレヨンでは「ぺんてる」の子供二人が向き合ったデザインのパッケージが有名です。

グラフィックマーカーPASTA(パスタ)とは?

「PASTA(パスタ)」とは、コクヨ(株)から大人向け画材シリーズの第一弾として発売された、固形グラフィックマーカーです。透明感のある鮮やかな発色と滑らかな描き心地が特徴で、水性ゲルの四角芯を採用しています。樹脂製ケース入りで繰り出し式の為、一般的なクレヨン・パステルの様に手を汚さず、持ち運びにも適したデザインです。また、リフィル式なので繰り返し経済的にお使い頂けます。カラーラインナップは多彩な全35色で、内5色は蛍光色です。濃艶や重ね塗りによる混色も自由に楽しめ、本格的なイラストを描くことはもちろん、ラインマーカーとしても活用できます。美しく洗練されたデザインのパッケージで、セット品はギフト用にもおすすめの一品です。

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