大型キャンバス特集|サイズ・運搬・飾り方まで解説

長辺が160cmを超えるような大きな絵を、公募展や展覧会でよく見かけます。「あんな大きなキャンバスどうやって用意したんだろう?」なんてお思いではないでしょうか?

当ショップでは、一番小さなサイズは18×14cmのF0号から、一番大きなサイズは約2m27cm×1m81cmのF150号までのキャンバスをお取り扱いしております。

この記事では大型キャンバスのサイズ・運搬・飾り方について解説します。あなたも大きな作品に挑戦してみませんか?

大型キャンバスのサイズ

当ショップでは、Fサイズは0~150号まで、P・Mサイズは3~150号まで、Sサイズは3~100号までお取り扱いしております。

<単位:mm>

F規格大型サイズ

号数木枠寸法
F501167×910
F601303×970
F801455×1120
F1001620×1303
F1201940×1303
F1301940×1620
F1502273×1818

P規格大型サイズ

号数木枠寸法
P501167×803
P601303×894
P801455×1120
P1001620×1120
P1201940×1120
P1502273×1818

M規格大型サイズ

号数木枠寸法
M501167×727
M601303×803
M801455×894
M1001620×970
M1201940×970
M1502273×1455

S規格大型サイズ

号数木枠寸法
S501167×1167
S601303×1303
S801455×1455
S1001620×1620

大型キャンバスの納期と価格(張りキャンバス)

40号以上の張りキャンバスはお取寄品のため、ご発送までに約3週間程度の納期をいただいております。 また、S60号以上の張りキャンバスは、サイズにより大型送料および梱包量を含む「通販価格」となります。実店舗と販売価格が異なりますので、あらかじめご了承ください

F100号の大きさと運搬について

大型のキャンバスで人気のサイズはF100号です。F100号くらいの大きさを最大サイズとした公募展も多くあるため、展示会場でよく見かけます。それでは、F100号とはどれくらいのサイズなのでしょうか?

F100号のサイズ

F100号は長辺162cm、短辺130.3cm、厚み3cmが規格サイズです。腕の長さにもよりますが、長辺を縦にすると一人でも持つことができます。長辺を横にした場合は、1人で持つのは難しいです。重さの目安は、世界堂カルワク張りキャンバス(桐材木枠)のF100号の場合、絵が描かれていない状態で4.5~5kgです。

※仮縁や額縁をつけるとさらに重くなります。

日本の一般的な玄関扉のサイズは、縦200~240cm、横80~85cmなので、建物への搬入・搬出は問題なく可能です。ですが、階段を上る時などは、天井や壁に当たらないように斜めにしないと進めない場合があり、建物の構造によっては切り返しが困難な場合もあります。また、狭いエレベーターには、乗らない場合もあります。あらかじめ搬入・搬出場所の構造を把握しておきましょう。

※F100号よりも大きいサイズは、玄関に入らない場合があるので注意しましょう。

F100号の運搬

F100号のキャンバスはサイズが大きいため、電車やバスで運べません。電車やバスは持ち込める荷物の最大サイズが決まっています。

車で運ぶ場合も、大きなバンやトラックでないと入りません。車種によって内部の寸法が異なるので、車で運搬する際は、その車にどれくらいの大きさの物が積み込めるかあらかじめ確認しましょう。

大型キャンバスの飾り方

キャンバスに取り付ける金具

キャンバスに取り付ける金具は、F100号以上であれば、少なくとも安全荷重10kg以上のものを選びましょう。木枠の種類や絵具の量などによって重さは変わりますが、余裕を持って頑丈な金具を使用しましょう。

フクイ ホワイト吊カン 4号 [F-0214]
フクイ フレームヒートン30号用額縁工作用金具 [F-0280]

壁に取り付ける金具(ヒモでかける場合)

壁に取り付ける金具もできるだけ頑丈なものを選びましょう。大型のキャンバスは画面の面積が広いので、安定させて飾るために、2箇所以上に金具を取り付けて絵をキャンバスをかけることをおすすめします。

フクイ Tフック X 重量物対応 [F-0810]
フクイ ステンレスWフック [F-0004]

※当ショップではヒモ単体でのお取り扱いはございません。申し訳ございませんが、ご了承下しさい。

壁に取り付ける金具(ピクチャーレールで飾る場合)

ピクチャーレールは壁用吊り金具よりも強度が劣ります。そのため、絵具をたくさん盛り上げて描いた重量が重い絵や、極端に大きな絵を飾るのには向いていません。また、飾れる大きさ・重さである場合も、レールやワイヤーフックはできるだけ頑丈なものを選びましょう。

さいごに

大きな作品を描くためには、絵具の量もたくさん必要になり、搬入・搬出も簡単ではありません。ですが、大きな画面でしか表現できない迫力があります。公募展ではやはり大きくて迫力のある絵が受賞する傾向にあります。また、大きな作品に挑戦することで、新たな新境地を開くことができるかもしれません。あなたも大きな作品に挑戦してみましょう!