ハンドレタリング・カリグラフィー どのペンがオススメ?
手書きでデザイン文字を書くハンドレタリング。西洋の書道とも言われるカリグラフィー。近年では、SNSで作品を投稿する人も増え、じわじわと人気がひろがっています。メールやチャットなどが当たり前となった現代だからこそ、手書きで書かれた手紙やグリーティングカードはあたたかみがあり、心に響くものがあります。
今回はハンドレタリング / カリグラフィーにおすすめのペンをご紹介します!
ハンドレタリングとは
ハンドレタリングは、その名の通り、手で文字を書きます。書き方は、おもにこのあとでご紹介するカリグラフィーのスタイルを応用して書かれますが、自由度が高くのびのびと書かれます。
ハンドレタリングはグリーティングカードや手紙に活かされ、イラストや絵画的表現と組み合わせて書かれることが多いです。
出典|ABTマーカースペシャルサイト(https://www.tombow.com/sp/abt/abtart/)
カリグラフィーとは
カリグラフィーの語源は、ギリシャ語の「カリグラフィア(美しき書きもの)」に由来しています。長い歴史の中でいくつかのスタイルが生まれ、変化しながら現代に伝わります。
イメージとしては、カリグラフィーでまず文字の書き方を練習して、ハンドレタリングに応用してアレンジを加えるといった感じです。
オススメのペン / マーカー
ZIG メモリーシステムカリグラフィ (呉竹)
細字と太字が書けるツインタイプのカリグラフィー用マーカーです。
色数が豊富なのでグラデーションなど様々な表現が楽しめます。文字だけでなく、花や葉なども簡単に描けます。ペン先はカリグラフィーペンの形になっているので、エッジのきいた線が書け、モダンな字体はもちろん、イタリック体もきれいに書けます。
インクは水性顔料なので、耐水性に優れています。
デュアルブラッシュペン ABT (トンボ)
太い線も細い線も描くことのできるしなやかなブラッシュ(筆)芯と、細かな部分も正確に表現できる細芯のツインタイプ。
水性染料インクなので、専用のウォーターベースドや水でぼかしたりグラデーションを作ることができます。
水彩のような表現とカリグラフィーの文字の表現の両方が可能です。計108色をバランスよく色構成しており、ドローイングには不可欠なグレー系も充実しています。


パラレルペン(パイロット)
カートリッジ式カリグラフィーペン。ペン先は1.5mm~6.0mmの6種類、インク色は全12色でブライトトーンを基調とした鮮やかな配色ラインナップ。
ペン先を平らにねかせて書くと従来のカリグラフィーペンの線が書け、エッジをきかせて書くと、筆記幅0.5の細い線が描けます。
2種類の色のペン先を数秒間タッチさせてから書くと、カンタンにグラデーションが表現できます。インクは水性染料なので、水でぼかすこともできます。


四季織マーカー(セーラー)
適度なコシのある筆タイプと、細かい書き込みに最適な細字タイプのツインマーカー。
配色は日本の四季をイメージした20色展開で、万年筆のインクのようなヴィンテージカラーを基調としたラインナップです。
和の雰囲気や漢字を組み合わせたハンドレタリングにオススメです。
ハイエースネオクリア カリグラフィー(セーラー)
美しくカリグラフィーが書ける万年筆。カートリッジとコンバーター両用式で、線幅は1.0、1.5、2.0の3種類。セーラーのインクは色数が豊富なので、表現の幅がとてもひろがります。
書き方ガイドとカートリッジインク(ブラック3本)がセットになっているので、すぐにカリグラフィーをはじめることができます!


▽ハイエースネオクリア カリグラフィーに使用できるインクはこちら
ピグマ(サクラ)
サクラクレパスが世界ではじめて開発した水性顔料サインペン。
耐水性と耐光性に優れていて、直射日光があたっても色褪せにくいのが特徴です。
細い線をくっきりと表現できるので、ハンドレタリングでも、細い文字やアウトライン、イラストを描く時に大活躍します。


つけペン
カリグラフィーペン(タチカワ)
カリグラフィー用のペン先。別売りの「フリーペン軸」につけて使用します。ペン先の形はABCの3パターンで、線幅は0.5~6.0までの各7段階です。




Cスタイルペン(スピードボール)
アメリカのカリグラフィー用品メーカー「スピードボール社」のCスタイルペン。カリグラフィー用として世界的に多くの人から愛用されています。ペン先が長く、適度な弾力性があり、インクのまとまりがよいので、練習から本格的な作品制作まで幅広く使えます。ペンホルダーは、角度がついたオブリックホルダーもあります。


インク
ウィンザー&ニュートン カリグラフィーインク
鮮やかで耐光性に優れたインクです。自由に混色することができ、流動性が高く非耐水性なので目詰まりが生じません。単一顔料のインクが多いので、混色しても澄んだ色合いになります。全色が「専門家用堅牢度」のAAまたはAにランクされています。
アートカラー カリグラフィーインク(ナムラ)
染料系インク。混ぜても濁らない鮮やかな発色で、最適なとろみがあり、澱が無くすぐに使用できます。容器にはリサイクル可能なPET・ガラス・天然ゴムを使用し、最後の一滴まで使えるように設計してあります。
相性の良い画材
ピクシーパウダー
水に溶かすとキラキラときらめく、粉状の着色剤。いくつかの色の染料とラメパウダーが混ざり合っているので、溶け方や使い方によってがさまざまな表情が現れる画期的な画材です。
他の画材では得られない、ランダムな色の混ざり合い・光沢のある美しいグラデーションの色彩が魅力です。
水彩絵具のように筆での使用はもちろん、パウダーを振りかけた紙に水をスプレーしたり、メディウムやインクに混ぜたり… などなど、これまでにない使い方が楽しめます。
ハンドレタリングと組み合わせる場合、使用するペンやインクによっては、水で文字がにじんでしまうこともあるので、インクの種類や手順を工夫しましょう!
いろいろためしてみよう!
ためしてみたいアイテムはありましたか?普段使っていないアイテムを使ってみると表現の幅がひろがります。ハンドレタリングは書き方や材料にしばりがないので、自由なスタイルでいろいろためしてみましょう!