サクラクレパスの消しゴム・練りゴム・修正ペン(修正用品)の通販
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消しゴムの歴史
16世紀に鉛筆が誕生したのをキッカケに鉛筆で書いた文字や線を消す道具も登場しました。しかし、はじめは良い消し道具が無く、小麦パンを使って消していたようです。その後、1770年に酸素の発見者で有名なイギリスの化学者プリーストリーが、天然ゴムで鉛筆の文字が消せることを発見しました。また1772年にはイギリスで初めて角砂糖くらいの大きさの消しゴムが売られるようになりました。この消しゴムは「rub out」(こするもの)と呼ばれましたが、これが現在ゴムを意味する「rubber」の語源となっています。その後、消しゴムはイギリスからフランスへ、さらに全ヨーロッパから全世界へと広まっていきました。
プラスチック消しゴムは日本が発明
日本でも、明治時代に鉛筆が多く使われるようになると、それに伴い消しゴムも必要とされるようになっていきました。大正時代にはいくつかの消しゴムメーカーが誕生し、日本でも消しゴムが作られるようになります。その後、消しゴムの消す力を高める研究を続けた日本のメーカーは、1959年に世界のどの国よりも早く「プラスチック消しゴム」を発売しました。
MONO消しゴムはオマケだった?
(株) トンボ鉛筆が販売している青・白・黒のストライプが有名のMONO消しゴム。誰でも一度は使った事があるのではないでしょうか?実はMONO消しゴムは当初、最高級鉛筆[MONO100]のおまけとして付けていたのが始まりです。おまけとして付けていたMONO消しゴムですが、多くの利用者から良く消えるという理由でMONO消しゴムの販売を希望する声が寄せられ、遂に1969年に消しゴムだけで発売されました。ちなみに、「MONO」とは、「唯一の」「無類の」という意味の言葉だそうです。
練り消しゴムの特徴について
【バニー イージークリーナー】【ホルベイン ネリゴム】等はデッサンに適した専用の練り消しゴムです。一般的なプラスチック消しゴムとは特徴と使い方が異なります。まず、練りゴムは合成ゴム・炭酸カルシウムを原料に造られており、使い始める前に練って伸ばして軟らかくする必要があります。その後描いた表面を軽く叩いたり、撫でることで鉛筆の粒子を「吸着して」消していきます。画面への当て方を調整することで、繊細なタッチで消すことが出来るのが特徴です。この消し方の違いにより練りゴムは消しカスが出ず、使っていく内に全体が黒ずんでいくのです。デッサンにおける練りゴムは消すというよりも「白を描く為の道具」であり、ハイライトやグラデーションの調整をする際に使用します。逆に強く濃く描かれた線を一気に消す事には不向きです。消す場面に併せてプラスチック消しゴムと併用することで、よりメリハリの利いた奥深い画面のデッサン画を描くことが出来ます。
サクラクレパスについて
「サクラクレパス」は1921年(大正10年)に創業された「日本クレイヨン商会」が基になっています。1925年(大正14年)に世界初のオイルパステル「クレパス」を発明。1934年(昭和9年)に「クレパス本舗桜商会」と改称し、1970年(昭和45年)に現在の社名となりました。明るい光と美しい色彩に満ちた自然の風物を、感じたままに絵に表現できるような描画材料はないものか。大正10年創業のサクラクレパスは研究に邁進し、ついに大正14年に画期的な描画材料の開発に成功しました。 当時の図画教育に対しての改革を強く訴え、「自由画運動」を提唱されていた山本鼎(かなえ)画伯は、何とかして子供たちのために、安価で鮮やかな発色をもった描画材料ができないものかと、その開発の必要性を熱く語りました。サクラクレパスはその山本鼎画伯のひたむきな姿勢と、「自由画運動」の思想に心を打たれ、総力をあげて新しい描画材料の開発に取り組みました。その結果、クレヨンの使いやすさとパステルの美しい発色を兼ね備えた画期的な描画材料である「クレパス」が誕生しました。また近年では、総合文具メーカーとして、最先端のオフィス機器・用具から一般的な事務用品にいたるまで、多種多彩な商品を製造・販売する企業になりました。開発される商品には「こころ」のある「色」という姿勢を一貫しており、教育・文化に貢献することを社是に掲げ、教育現場に適した材料を提供し続けています。