ホルベインのデザイン・製図・コミック用品類の通販

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コミック用品について

当ショップのコミック制作用品は、初心者向けのセットからプロ御用達の商品まで多数ご用意しています。日本のコミック用品は世界からも注目を集めており、世界堂店舗では海外のお客様が購入される様子を目にする機会も増えました。昨今はフルデジタルで原稿制作に臨む作家も増えて参りましたが、アナログでしか描けない表現に拘る作家も未だ数多く健在しています。つけペンで描く線の強弱やインク溜り、繊細な線の重なりや点描画等はアナログ原稿ならではの表現です。また、インクやホワイトを飛ばして星空や飛沫を表現したり、筆を使用して掠れと勢いのある大胆な線が描けるのもアナログの特徴です。その為ペン入れまではアナログで行い、広範囲のベタやトーンのみデジタルで作業を行うという作家も増えています。デジタルでの制作は失敗を恐れることなく効率的に作業を進められることが一番の魅力です。しかし、完成されたツールを使用することで画面全体が単調になってしまい、他者との作風の違いを出しづらいといった一面があります。そのような場合は一度アナログに戻って描いてみるのも一つの方法です。本来の自分の作風や特徴を掴み直し、ツールに頼りすぎていた部分を把握することが出来ます。また、昨今はコミック業界の原画展が注目を集めており、こちらもアナログ原稿ならではの盛り上がりを見せています。制作に時間が掛かり技術を要するからこそ、貴重な作品となり、見に行く価値を感じさせるのではないでしょうか。

あると便利なコミック用品

漫画原稿を制作する際にあると便利なおすすめ商品をご紹介致します。■【マクソン ネーム用ルーズリーフ A4判】…ネームを作る為の専用紙です。ルーズリーフ仕様でページの入れ替えが簡単に出来ます。また、両面にガイド印刷がされているので、より完成原稿のイメージがしやすく制作の効率が上がります。■【三菱鉛筆 ナノダイヤカラー芯 ミントブルー】…消しゴムで簡単に消すことが出来る、薄いブルー色のシャープ芯です。原稿のアタリ描きをする際におすすめで、下絵との差別化を図りたい時に大変便利です。■【ぺんてる 筆ペン [中字・顔料インク] 】…筆ペンは原稿に黒を塗る「ベタ塗り」の作業におすすめです。「ツヤベタ」を描く際や細かい箇所の塗りに大変便利で、髪の毛の艶や服の質感等をこれ1本で表現することが出来ます。尚、染料インクはホワイトを重ねると滲むことがある為、顔料インクのものを選ぶのがポイントです。■【サクラ ピグマ #49[くろ]】…ベタ塗り前の縁取りや、コマ・枠線・吹き出し等の均一な線を描く際におすすめです。極細0.03mmから極太3.0mmまでの種類があり、細かい模様を描き込む際にも向いています。また、耐水性のインクなのでカラーイラストの主線用にも活用出来ます。

製図用品の種類と使い方

【定規類】…一般的な直尺・三角定規から、曲線を描く為の雲形定規・自在曲線定規、角度を測る分度器・勾配定規等の種類があります。メモリ表記や素材にも各々違いがあり、用途に応じて選びます。【曲尺(さしがね・スコヤ)】…木工・工作等で便利な直角を検査する為の道具です。【テンプレート】…図形・記号・英数字等が正確に描けるプレートです。設計・製図・デザイン等、用途別に応じた様々な種類で展開されています。ウチダ製「建築士 受験者用定規」テンプレートのお取扱いも御座います。【三角スケール】…図面上の縮尺を元に実際の寸法を計測する際や、ある縮尺を元に図面を書いて行く時に用います。【コンパス】…円や図形を描く際に用いるコンパスは鉛筆・シャープのほかに、インクを入れて描く烏口があります。また、両端が針になっているものは「デバイダー」と呼ばれ、図面上の寸法を移す際や線の分割時に活用します。

おすすめのコンパス

ステッドラー社の製図用品は学生から専門家に至るまで根強い支持を得ており、中でもコンパスは愛用者が多い製品として知られています。3つの種類に分類されており、用途に合わせて適したものを購入することが出来ます。【PROFESSIONAL(プロフェッショナル)】スペシャリスト(プロ)向けのコンパス。両脚を開閉・完全固定することが出来、中車による微調整が可能。ニッケルメッキのつや消し仕上げで光が反射せず目が疲れにくい仕様。【COMFORT(コンフォート)】テクニカル志向のユーザーに最適なコンパス。描画時に狂いが少ない中車式で、耐久性に優れた材質を使用しているのが特徴。【BASIC & School(ベーシック & スクール)】脚の開閉がスムーズに行え、初心者でも扱いやすい工夫がされたコンパス。ギア式で狂いが少なく小円も安定して描くことが出来る。【※その他付属品】…継足棒・烏口・シャープ部・中心器等はセット品の他、個別に購入することも可能です。

【LED超薄型トレース台 アートンスマートトレーサーPRO】について

トレース台はイラストや製図を清書(トレース)する際に使用する道具です。下から光を当てることで紙を透過させ、トレース作業を行います。これによりトレーシングペーパーやカーボン紙を使用した作業が不要となり、消しゴムかけをする手間も省くことが出来ます。また、図を裏返して透過させることで、反転した際の全体のバランスやパースの確認を容易に行う事が出来ます。当ショップにて取扱いの【アートンスマートトレーサーPRO】は日亜化学工業のLEDを搭載しています。調光器による明るさの調整も可能で、発光可能時間は約40000時間にも及びます。また、トレース台は保管場所に困るイメージがありますが、当商品は厚みが8.8mmと収納しやすいサイズ感です。重さもA3サイズで1.08kgと超軽量で、カラー展開は[ホワイト・レッド・ブラック]の3種類。側面にカラーリングが施されたシャープでシックなデザインです。トレース台に興味がある方は是非、【アートンスマートトレーサーPRO】をご検討下さい。

【ムトー ライナーボード[A2平行定規]UM-06N8】について

当ショップでは様々なメーカーの平行定規をお取扱いしています。中でも長く支持されているものは【ムトー ライナーボード[A2平行定規]UM-06N8】です。他社製品と比較すると価格は少し御高めではありますが、その分使用者を満足させる特徴が沢山あります。例えば、左右のタイミングベルトをシャフトで連動出来る「シンクロベルト駆動方式」を採用しており、常に高い精度を維持出来ることが挙げられます。また、スケールの接続はダブルヒンジ機構で二段階の上下移動により、操作の自由度が向上。スケールと用紙の密着度も抜群となっております。他にもスケールを±3mmの範囲で調整できる「スケール微調整機構」やスケールを一番手前に移動すると反転する「スケール反転機構」、三角スケールを装着できるスケールグリップ等々、様々な要素が備えられています。付属のキャリングケースは2WAYタイプで、シーンに合わせて持ち運びをすることも可能です。

ホルベインについて

1900年(明治33年)吉村峯吉による大阪中之島において「吉村峯吉商店」の設立が、ホルベイン各社の礎となりました。1946年(昭和21年)「ホルベイン工業株式会社」設立、1951年(昭和26年)「ホルベイン画材株式会社」設立を経て、1999年(平成11年)創業100周年を迎えました。ホルベインでは油絵用で164色、水彩画用で108色もの絵具を商品化するため、その使用顔料の数はゆうに200種類を超えています。例えば同じ黒色でも「アイボリーブラック」は動物の骨から作った炭、「ランプ ブラック」は油煙、「ピーチブラック」は有機顔料を使用しています。塗料メーカーも含め、これ程多くの顔料を扱っているメーカーは類を見ません。それはすなわち、画家が必要とする絵具にひたすらこだわり続けてきたホルベインの長い歴史の産物です。1900年、吉村峯吉が創業した当時の事業は文具の卸・小売でした。絵具に携わりだしたのは清原定謙に代がわりして以降のことになります。それまでも国内メーカーの絵具を販売していましたが、自社でも開発したいという思いを具現化すべく、清原は復員後の1946年に絵具製造のホルベイン工業を創設。その5年後には絵具以外の筆やパレット、スケッチブックなどを扱うホルベイン画材の設立へと至りました。その後も試行錯誤を繰り返しながら、徐々に高級絵具メーカーとしての地位を確立し、現在は、国内最大手の絵具・画材販売製造メーカーとなっています。

油絵具「ヴェルネ」の歴史

日本で最初に洋画用絵具をつくったのは東京の花廼家(はなのや)です。そこから独立した二代目によるブランド、桜木絵具を販売していたのがホルベインの前身、吉村商店でした。桜木油絵具の品質や製造量に不満を感じていた吉村商店の清原定謙は、みずから本格油絵具の開発を決意しました。清原は技術指導者を招き入れて桜木油絵具を改良し、ついにより高品質な製品を完成させました。これこそ、ホルベインブランドの油絵具第一号ホルベイン「ヴェルネ」油絵具でした。しかし昭和16年(1941年)清原は召集礼状により大陸へ招集され、さらに昭和19年(1944年)東京の製造工場が焼失します。ホルベイン油絵具の歴史はここで一度、完全に途切れることとなりました。その後復員した清原が、新工場で油絵具の製造を再開しましたが、「ヴェルネ」の名前が再び使われることは有りませんでした。時は移り平成22年(2010年)、ホルベインは油絵具の原点を、もう一度見直してみようと思い立ちます。有色顔料と乾性油だけのもっともシンプルな処方の絵具がもっとも色鮮やかで美しいことはわかっています。しかしそれだけでは流通に耐える安定した製品にはなりません。粘り強く研究を続けた膨大なデータと永年蓄積された製造ノウハウのすべてが注ぎ込まれました。緻密な処方の設計と最新鋭の生産機の導入により、高い性能と安定性を両立させ、顔料のかつてない高分散により、驚くべき滑らかさ、色の濃度、透明度が実現しました。まさしく油絵具のそしてホルベインの原点、60 年以上の時を経て一旦忘れられた「ヴェルネ」の名前は、600 年以上続く油彩画の歴史に新時代をもたらすべく、こうして復活を遂げる事となりました。
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