秋の色彩4選 秋色の画材もご紹介!
夏の暑さが落ち着き、涼しい風を肌で感じられる秋の日々。各地では紅葉が色づいてきていることでしょう。
本特集では、代表的な秋の色を4つご紹介し、秋を描くのにぴったりな画材をご提案致します。普段何気なく見ている色の名前や背景を知ることで、制作がもっと楽しくなるでしょう。
※モニター環境によって見える色が異なることがございます。ご了承ください。
黄朽葉色(きくちばいろ)
色づいたイチョウのようなやさしい黄色です。イチョウが黄色くなるのは、緑の色素であるクロロフィルが分解され、もともと葉に含まれるカロテノイドが現れることによります。楓などの赤く紅葉する葉は、このあとにアントシアニンが生成されることで赤くなりますが、イチョウはアントシアニンが生成されないため、黄色が保たれます。
「黄朽葉色」の画材
紅葉色(もみじいろ)
秋といえば色づいた紅葉を思い浮かべる方も多いかと思います。「紅葉色」は赤く色づいた楓の葉のような色です。
紅葉といえば楓が有名ですが、ソメイヨシノ、ハナミズキ、ブルーベリーの木なども紅葉します。
「紅葉色」の画材
竜胆色(りんどういろ)
リンドウの花のような鮮やかな紫です。葉の形が竜葵(ほおずき)に似ており、肝のように苦いことからその名がつけられました。
「竜胆色」の画材
茜色(あかねいろ)
秋の美しい夕暮れを思わせる濃い赤色です。「茜」は植物の名前で、茜の根から採った染料が「茜色」の由来です。
茜は人類最古の植物染料の一つとされており、古くは鎧の札(さね)をつづる糸の染料に用いられました。
「茜色」の画材
秋を描こう!秋色の画材
ホルベイン ガッシュ水彩絵具 彩(いろどり) 15ml 12色セット 秋
あかしや 水彩毛筆「彩-SAI-」 秋を描く5色セット