みやこ染 ー1890年日本橋生まれの家庭用染色剤ー
「みやこ染」とは、1890年に東京・日本橋で生まれた家庭用染色剤です。
有害指定化学物質を含まない、安全性が高く環境にやさしい染料です。
豊富なカラーバリエーションに加え、用途別に3種類の染料が揃っています。そのため、様々な布や素材を思い通りの色に染めることができます。
みやこ染の特長
安全性の高いECO染料
みやこ染は、繊維製品に使用される化学物質の安心・安全を担保する国際認証「ECO PASSPORT(エコパスポート)」の認証を2017年に取得しました。
家庭用手染め染料では国際的にも初めての認証となります。
用途に合わせた3種類のラインナップ
みやこ染は用途に合わせて3種類の染料がラインナップされています。
低温(30℃以上)で染まる「コールダイオール」、より濃く染めることができる「コールダイホット」、ポリエステル100%の布を染めることができる「ポリエステルダイ」があり、さまざまな作品に生かせます。
豊富なカラー
コールダイオール・コールダイホットは全28色、ポリエステルダイは全14色と、カラーバリエーションが豊富です。
それに加え混色が可能なので、思い通りの色に仕上げることができます。
3種類のみやこ染
コールダイオール
●カラーバリエーション 全28色
コールダイホット
●カラーバリエーション 全28色
ポリエステルダイ
●カラーバリエーション 全14色
※染める生地の種類・温度・時間により染め上がりの色がカラーチャートと異なることがあります。カラーチャートは目安としてご覧ください。
染色助剤
みやこ染の使いかた
基本的な染め手順
みやこ染を使って染物をする際の、基本的な手順をご紹介します。
今回はTシャツ2枚(綿100%、布250g)を染める場合の手順です。同様のTシャツを1枚染める場合は分量が半分になります。
※パッケージの中の説明書をよく読んでから染めてください。
※染色したものと他のものを一緒に洗濯することはさけてください。
みやこ染と布の相性
布によって染まりやすい染料や必要な助剤(塩か酢)が違います。
下記の表を参照し、布や染めたい濃さに合わせて材料をご用意ください。
コールダイオール | コールダイホット | ポリエステルダイ | 助剤使用量・ 条件または備考 |
||
---|---|---|---|---|---|
植物性繊維 | 綿 | ◎ | ◎ | - | 塩:染め液1Lに対し8g (大さじ約1 /2杯) |
麻 | ◎ | ◎ | - | ||
レーヨン・ キュプラ |
◎ | ◎ | - | ||
ビニロン | ◎ | ◎ | - | ||
動物性繊維 | 毛(ウール) | 〇 | ◎ | - | 酢:染め液1Lに対し13ml (大さじ約1杯) |
絹 | 〇 | ◎ | - | ||
ナイロン・ ポリウレタン |
〇 | ◎ | - | ||
ポリエステル | × | ※1 | ◎ | ※1 濃い色にするには、濃色促進剤を併用し加熱染色(90℃程度) 促進剤不使用の場合は淡色に染まる |
|
アクリル系 | × | × | - | ||
アセテート | × | × | - | ||
防水加工品 | × | × | - | ||
木 | 〇 | 〇 | - | 仕上げ剤加工のないもの(白木) | |
紙 | 〇 | 〇 | - |
◎…よく染まる
〇…淡色に染まる
×…染まりにくい繊維(染色に向いていない繊維)
ー…対象外
※コールダイオールで濃い色に染めたい場合は、染め液を50℃以上にしてください。
みやこ染で染物を楽しもう!
1890年に東京・日本橋で生まれた「みやこ染」。伝統のある染物をご家庭で気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。
豊富な色数と、用途に合わせたラインナップがあるみやこ染で、世界に一つのオリジナルの染物を作ってみましょう。