フルイドアート 技法とオススメ商品【初心者必見】

アクリル絵具の流動性を使って、偶然的に発生する模様で表現するアクリリックフルイドアート。「ポーリング技法」とも呼ばれるこの技法は、近年世代を問わず多くの方が絵画表現に取り入れています。初心者の方でも味わい深い表現ができるため、気軽に挑戦できる描き方です。
今回は、そんなアクリリックフルイドアートの技法とオススメ商品をご紹介します。

ポーリング技法の仕組み

まずはじめに、ポーリング技法の仕組みをかんたんにご説明します。ポーリング技法は、違う色の絵具同士を混ざり合わない状態にし、独特の模様を作る技法です。絵具同士が混ざり合わないようにするには、ポーリングメディウムというものを絵具に混ぜます。(ポーリングメディウムがあらかじめ混ざった絵具も発売されています)絵具をより流動的にしたい場合は水を混ぜます。水を混ぜすぎると、絵具と絵具の境界がぼやけてしまうので、分量に気をつけましょう。また、セル状の模様を作りたい場合は、シリコンオイルを混ぜます。

代表的な4つの技法

まずは代表的な4つの技法をご紹介します。いろいろな描き方を試してみて、自分の好きな表現を見つけましょう。

1. フリップカップ

①ポーリングメディウムをあらかじめ混ぜた絵具を、カップの中に色ごとに順番に入れていき、絵具の層を作ります。
②キャンバスでカップにフタをし、ひっくり返します。絵具が重力で下に降りるまで少し待ちます。
③カップを上に持ち上げて絵具を広げます。キャンバスを傾けたりしながら絵具を移動させて画面全体にいきわたらせます。

2. オープンカップ

①底を切ったカップをキャンバスの上に乗せて、ポーリングメディウムをあらかじめ混ぜた絵具を入れていき、絵具の層を作ります。
②カップを上に持ち上げ、絵具を広げます。キャンバスを傾けたりしながら絵具を移動させて画面全体にいきわたらせます。

3. スワイプ

①ポーリングメディウムをあらかじめ混ぜた絵具を、キャンバスの中央に垂らします。
②ビニールヒモやサランラップなどで引きずり、一気に伸ばします。片側ができたら、逆側も同じようにします。キャンバスを傾けたりしながら絵具を移動させて画面全体にいきわたらせます。

4. ダッチプア

①ポーリングメディウムをあらかじめ混ぜた絵具を、キャンバス上に重ねながら垂らしこみます。
②ストローで息を吹きかけて、絵具を動かします。ドライヤーを使う方法もあります。

【オススメ商品】アムス フルイドアートセット

どなたでもすぐにフルイドアートが作れてしまうセット。赤系の色をベースとしたレッドセットと、青系の色をベースとしたブルーセットがあります。セット内にはキャンバスから絵具・メディウムまで入っており、すぐに制作をはじめることができます。代表的な描き方や応用テクニックまで解説しているDVD付き。このセットがあれば、次のような作品が作れます!

【オススメ商品】アムス シリコンオイル

ポーリングメディウムを混ぜた絵具に数滴入れると、セル模様を発生させることができます。セル模様とは、周りの絵具をはじいてできる円形の模様です。シリコンオイルを混ぜる分量は、絵具20ml~40mlに対して1~2滴が最適です。絵具をキャンバス上に垂らしこむ前に、カップの中で絵具と軽くかき混ぜて使用します。

【オススメ商品】側面まで描ける立体的なキャンバス

フルイドアートは、絵具をキャンバス上で動かし、側面まで覆うように描くスタイルが多くとられます。そのため、側面の厚みがあり、裏どめのキャンバスを使うとインパクトのある作品を作れます。

※裏どめとは… 側面に金具を打ってとめるのではなく、裏側に金具を打ってとめる張り方。側面がキレイに仕上がります。

ペベオ コットン3D張りキャンバス

側面の厚さは37mmで裏どめ仕様のキャンバスです。サイズは、「20cm×20cm」、「20cm×40cm」、「30cm×30cm」、「40cm×40cm」、「20cm×60cm」の5種。正方形と細長い長方形のラインナップ。

ヴィックアート 3Dキャンバス

側面の厚さは36mm.で裏どめ仕様のキャンバスです。当ショップでお取り扱いしているサイズは、「10×10cm」、「15×15cm」、「20×20cm」、「25×25cm」、「30×30cm」、「40×40cm」の6種。正方形サイズを取り揃えております。

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