水彩表現にも最適な液状アクリル絵具、リキテックス リキッド

アーティストクオリティの耐光性顔料を使用した、さらっとした液状のアクリル絵具。染料ではなく顔料を使用しているため、褪色に強く混じり気のない発色。すべてのアクリル絵具と同様に、素早く乾いて、濡れ色と乾いた後の色の差が少なく、耐水性のため再び濡らしたり、重ね塗りしたりしてもにじんだり、下の色が溶け出すことはありません。さまざまな透明度の混じり気のないリキッドカラーが揃っています。

・リキテックス リキッドの特徴
・使用可能な支持体
・使い方
・空ボトルを使った混色方法



リキテックス リキッドの特徴

1. 鮮やかな発色顔料濃度が高く、水で溶いたようなやわらかさのままに鮮やかな発色を実現しています。
2. 乾燥速度のはやさ速乾性のアクリル絵具の性質に加え、薄塗り用の絵具なので他のリキテックスシリーズよりさらに乾燥時間が短くなっています。
3. 扱いやすい水溶性 そのままでもぼかしやにじみが簡単にできるほか、水で薄めて水彩画風に描くこともできます。
4. 乾くと耐水性に完全に乾けば耐水性になり、水に濡れても落ちません。上から重ね塗りもできます。
5. 様々な支持体に描ける水を吸う性質をもった様々な支持体に描くことができます(詳しくは次項目をご覧ください)。



使用可能な支持体

いろいろなものに描けるリキテックスリキッド。水溶性の絵具なので、水を吸う性質を持つ支持体に描くことができます。
※支持体によって耐久性が異なり、また下処理が必要となるものもありますので、ご注意ください。

ほとんどの紙質に描くことができます。そのまま直接描けて、発色も鮮やか。
キャンバス通常はコーティングのしてあるものに描いてください。(生地そのままに描くことも可能。)油絵用キャンバスを使う場合は、サンドペーパーをかけて、油性の下地を落としてからお使いください。
綿素材など、吸水性の良いものが最適。新品の布を使う場合は、あらかじめ洗濯をして糊を落としてから描いてください。完全乾燥後に当て布をして高温のアイロンをかけておけば洗濯をしても落ちません。
木材そのまま直接描くか、ジェッソやグロスポリマーメディウムなどで目止めをしてから塗ってください。ベニヤ板や油分の多い木質に塗ると、色染みが起こることがあるのでご注意ください。
自然石そのまま直接描くか、ジェッソやグロスポリマーメディウムなどで目止めをしてから塗ってください。
金属金属は表面がつるつるしていて、そのままでは絵具が乗りにくいので、サンドペーパーをかけてから塗ってください。
発砲スチロールそのまま直接描くか、ジェッソなどの下地剤を塗ってから描いてください。
表面加工のされていない「なめし皮」には、そのまま直接描くことができます。表面加工がされている皮は、サンドペーパーをかけて、ジェッソなどの下地剤を塗ってから描いてください。
紙粘土紙粘土に混ぜてカラー粘土をつくることができます。または乾燥させた紙粘土の上から塗ることもできます。油粘土には不向きなので、ご使用は避けてください。
ブロック/コンクリートまず汚れをよく落としてからお使いください。壁面など屋外で使用するものに描く場合は、ジェッソなどの下地剤を2回以上塗ってから描いてください。



使い方

1)はじめにリキテックス リキッドのボトルをよく振っておきます。
2)リキテックスリキッドの絵具をスポイトで吸います。


3)パレットに出します。水で薄めずそのまま描けますが、にじみやぼかし技法を行う際は適宜水を混ぜてご使用ください。



空ボトルを使った混色方法

リキッドを混色してお好みの色が作れたら、「混色用空ボトル」に入れて保存しておくことができます。

1)混色したいリキテックス リキッドと、空ボトルを用意します。
2)リキテックス リキッドの絵具をスポイトで吸い、空ボトルに入れます。

3)次に他のリキテックス リキッドの絵具を、同様に空ボトルに入れます。
4)混色する量(割合)は、スポイトの0.5mlのラインを参考に調節してください。



5)空ボトルをよく振って、完全に混色してください。さらっとした液状なので、簡単に色が混ざります。
6)完成!!
※空ボトル内に水が混ざると絵具が腐敗しやすくなり、長期保存ができなくなります。長期保存をしたい場合は、水で薄めないようにしてください。