シャープペンシルの選び方・おすすめ品をご紹介します!
本ページでは当ショップで取扱いのあるシャープペンシルと芯ホルダー(ドローイングホルダー)について、各商品の特徴や選び方を解説致します。製図・デザイン画を制作する際はもちろん、イラスト・スケッチ・デッサンから普段使いまで、自分に合う筆記具探しに是非ご活用ください。
◆製図用シャープペンシルとは?
主に製図を作成する用途に特化したシャープペンシルで、正確な線を引けることが特徴です。軸部分は金属製で細みのデザインが多く、線がぶれにくい構造をしています。この為、線の幅を一定に保つことが出来、一般的なシャープペンシルよりも安定感のある描き心地となっています。次に、先端部のスリーブ(ガイドパイプ)が長めに設計されていることも特徴です。これにより描く際の先端が見やすくなり、定規に密着させて線を引くことが出来ます。しかし、このスリーブは繊細な造りの為、扱いには多少の注意が必要です。例えば、机からペンを落とした衝撃で破損してしまうケースがあります。スリーブが曲がったり折れたりした場合は当然美しい線が引けなくなりますので、使用時は雑に扱わないように心がけましょう。
◆製図用シャープペンシルはこんな人に向いている!
製図・デザイン画を制作する方はもちろん、「一定の幅の線を正確に描きたい」という方にもおすすめです。製図用シャープはよりシンプルな線を引くことが出来る為、例えばイラスト制作において「線の強弱を抑えたい」「ラフな雰囲気を抑えてデジタル風にしたい」という場合に効果的です。また、細かい線を描くことにも特化している為、細密な描写を行う時にも有効です。芯の太さ・硬度も自分好みのものから選べるので、使い分ける事により表現の幅が広がります。
シャープペンシル用の替芯
◆シャープペンシル人気ランキングT0P5 (※2021年3月時点)
当ショップ取り扱いのシャープペンシルより、製図用・事務用をまとめた人気商品をランキング形式でご紹介します。
1位【ロットリング メカニカルペンシル】※製図用
・ロットリング300 芯径0.35/0.5/0.7 ブラック (芯硬度表示機能付き)
・ロットリング500 芯径0.35/0.5/0.7 ブラック (芯硬度表示機能付き)
・ロットリング600 芯径0.35/0.5/0.7 ブラック/シルバー (芯硬度表示機能付き)
・ロットリング800 芯径0.5 ブラック/シルバー
2位【ロットリング 製図用シャープ】※製図用
・Tikky(ティッキー) 芯径0.35/0.5/0.7/1.0 ブラック
・rapid(ラピッド) 芯径0.35/0.5/0.7 ブラック
3位【ぺんてる 製図用シャープ】※製図用
・グラフ1000フォープロ 芯径0.3/0.4/0.5/0.7/0.9 (芯硬度表示機能付き)
・グラフギア500芯径0.3/0.4/0.5/0.7/0.9 (芯硬度表示機能付き)
・グラフレット芯径0.3/0.4/0.5/0.7/0.9 (芯硬度表示機能付き)
4位【コクヨ 鉛筆シャープ(TypeS スピードイン)】※事務用
・芯径0.7 ダークグレー/ライトブルー/ピンク/黄緑/オレンジ
・芯径0.9/1.3 ダークグレー/ライトブルー/ピンク
・芯径0.7 黒/ピンク/青/白/黄緑
・芯径0.9/1.3 黒/ピンク/青
5位【ぺんてる スマッシュ セレクトカラー】※事務用
・芯径0.5 ホワイト/レッド/グリーン (芯硬度表示機能付き)
◆おすすめのシャープペンシル
当ショップスタッフ一押しのシャープペンシル3種を詳しくご紹介致します。
【ロットリング メカニカルペンシル 600】※製図用
1928年に誕生したドイツを代表する製図・筆記具ブランド“ロットリング”。クリエイターにも愛好家が多く、国内外で製図用シャープの代表格に君臨することで知られます。今回ご紹介するのは、メカニカルペンシルシリーズの中で最も代表的な『ロットリング600』です。その優れたデザイン性と高機能性から、プロからアマチュアまで幅広い世代に人気があります。ボディには芯の太さを表示する機能を搭載しており、4H~2Bまで自由に変更が可能です。芯の太さは[0.35/0.5/0.7/2.0]の4種類。当ショップで取扱いのあるカラーは[ブラック/シルバー]の2色となっております。
【ぺんてる スマッシュ セレクトカラー】※事務用
「ガンガン書ける。」のキャッチコピーで知られるぺんてるのスマッシュは、安定感と機動力のあるボディが特徴です。「タフさ」を表現したプロダクトデザインは、所持していることがステータスともされ、若い世代の間でブームとなった一本です。先金部とグリップが一体化したボディと金属で作られた前軸は低重感があり、長時間の筆記にも優れています。当ショップでは、一部のストアでしか入手する事の出来ないカラーバリエーションである[ホワイト/レッド/グリーン]の3種でご用意しております。
【コクヨ 鉛筆シャープ】※事務用
鉛筆のようになめらかな線を書くことが出来るコクヨの鉛筆シャープは、[0.7/0.9/1.3]の太芯から展開されています。ノートの筆記からアイデアスケッチの整理まで、太さによって様々な使い分けが可能です。しっかりと安定感のある書き心地なので、お子様や筆圧が弱い方へもオススメの一品です。また、未使用時はペン先を収納する事が出来、クリップ付きで持ち運びにも便利です。当ショップでは「TypeS」以外にも、多数の鉛筆シャープシリーズのお取扱いが御座います。
◆芯ホルダー(ドローイングホルダー)とは?
専用の芯をホルダーにセットして使用する、鉛筆とシャープペンシルを足して割ったような筆記具です。ホルダー本体を「芯ホルダー」、中にセットする専用芯を「ホルダー芯」と呼称します。芯の出し方はシャープペンシルと同様の「ノックタイプ」と、手動で調整を行う「ドロップタイプ」があります。ドロップタイプは三又で芯を挟みこむ構造の為、開閉することにより芯の出し入れを行います。手動の為少々手間ではありますが、自分好みの長さにその都度調整することで、使い分けを行うことが出来ます。また、専用の芯は定番の鉛筆と同じ黒鉛を使用しているメーカーが多く、硬度も鉛筆同様に分かれています。太さは直径2.0mmを中心としていますが、ものにより3.15mm等の種類があります。また、赤や青といったカラー芯のタイプを展開しているメーカーもあります。
◆芯ホルダー おすすめの使い方
デザイン・イラスト・製図等に幅広く活用出来る芯ホルダーですが、デッサンやクロッキー等で活用するのもおすすめです。芯ホルダーは鉛筆とシャープペンの中間の描き心地で、且つ細い線も描ける為、デッサン時に用いる事で表現の幅が広がります。 また、芯ホルダーは鉛筆のようにカッターで芯先を長く削り出す必要が無いので、外出時に使用するのも便利です。芯の長さの調節が簡単なので、屋外でより気軽に本格的なスケッチやクロッキーを楽しむ事が出来ます。その他、最近ではこだわりの筆記具として芯ホルダーを普段使いされる方も増えつつあります。
◆芯研器について
芯ホルダーにセットした芯を削る際は専用の「芯研器」を使用します。ハンディタイプの鉛筆削りのように本体の穴に芯を差し込み、回転させて削るのが基本です。2mm芯対応が多い為、3.15mm芯も使用する場合はその両方に対応しているものから選ぶと良いでしょう。その他、ヤスリを使用して芯先を整えるタイプもあります。
◆おすすめの芯ホルダー・選び方について
元々自分が愛用している鉛筆がある場合、まずは同じメーカーの芯ホルダーから選ぶのがおすすめです。例えば、普段よりステッドラーのマルスルモグラフ鉛筆を使用している場合、同メーカー製品である「ステッドラー 芯ホルダー」と「ホルダー芯 マルスカーボン」が該当します。ホルダー芯(専用芯)は定番の鉛筆に近い黒鉛芯から出来ているので、自分が扱いやすいツールの一つとして、直ぐに実践で活用することが出来ます。この為、使える道具の幅を広げたい!という方におすすめの選び方です。「芯の描き心地は合っているが、ホルダーはいまいち…」という場合は、芯径が合っていれば別メーカーの芯ホルダーにもセット出来るので、適宜カスタムして使うのがおすすめです。
ステッドラー マルスルモグラフ鉛筆の場合
三菱 ユニ鉛筆の場合
ファーバーカステル鉛筆の場合
◆まとめ
製図用シャープペンシル
- 一定の幅の線を正確に描ける
- 金属製のボディで少し重みがあり、線がぶれにくい
- 先端のスリーブが長めで、定規を当てやすい
- 芯径の種類が豊富で場面に応じて使い分けが可能
- 製図はもちろん、イラストやデザイン等の細密な描写にも向いている
事務用シャープペンシル
- 単純な筆記目的であれば充分に活用出来る
- プラスチック製で軽量のボディが多い
- 各メーカー独特のコンセプトの元で展開される
芯ホルダー(ドローイングホルダー)
- 鉛筆とシャープペンの中間のような筆記具
- 専用芯は定番の鉛筆に近い黒鉛芯を使用しており、同様に硬度がある
- 芯を削る際は専用の「芯研器」を使う
- ホルダー本体と専用芯は別メーカーでも組み合わせが可能
- イラスト、製図、デッサン、クロッキーから普段使いまで幅広く活用出来る
普段使用している筆記具も拘りを持って選ぶことで、表現の幅が広がります。例えば、細かいところを描く際は製図用シャープの0.3mm、ラフな感覚でスケッチをする際は芯ホルダーの3Bなど、その都度使い分けることでより意図的に作品を演出することが出来ます。是非この機会に新しい筆記具探しを検討してみませんか?