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[特徴]
色の寒暖からいうと冷たい感じで、有色絵具と混色すると青味を帯びた色調となります。
ホワイトの中では白さ(被覆力、着色力)が最も弱く、他の有色絵具の色に少しづつ食われていく傾向はあります。
明度は高く、どのような色とも混色が自由で変色がありません。
人体に無害の為、一般によく使用されるホワイトです。
[使用上の注意]
重ね塗りした絵具に亀裂や剥離を発生させやすくする欠点があります。
その為、地塗りや下描きには不向きです。
乾燥後は表面のツヤを失ってチョークの肌のように粉っぽくなってしまうチョーキング(白亜化)を起す場合もある為、注意が必要です。
●使用顔料…酸化亜鉛
[特徴]
筆で塗ると下の色が少し見え、透明感がでます。
有色絵具と混ぜた場合は赤味を帯びた暖かい感じの色になります。
白色顔料では歴史が古く、昔は硫黄を含む顔料で作った絵具(カドミウムイエローなど)と混色すると黒変しましたが、最近は技術向上に伴い混色による変色は見られません。
また、マダー類の紅色を吸収して白っぽくしてしまう特徴もあります。
[使用上の注意]
乾燥被膜が堅固で昔から地塗りに使用するとよいとされていますが、鉛白は黄ヤケする傾向がある為、やはりジンクの混入でこれを防いでいます。
よって、上に塗った絵具に亀裂を起すことがあるので注意が必要です。
また、鉛を使用しているので人体には有害です。
大気の硫黄ガスなどの影響で暗黒化することがある為、作品には表面の保護が必要です。
●使用顔料…塩基性炭酸鉛(鉛白)
※絵具毒性注意
[特徴]
最も白さ(被覆力、着色力)が強く(ジンクの5倍)筆で塗ると下の色を完全に覆い隠し、強い白の表現が可能。
有色絵具と混ぜた時にも少しずつその色を食っていく傾向がありますが、混色が自由で人体に無害です。
[使用上の注意]
チタニウム顔料は絵具にしたときに黄ヤケをする性質がある為、メディウムにはポピーオイルを使用し、ジンクを混入することでこれを防いでいます。
しかしジンクの混入により亀裂が生じやすくなる為、地塗り用としての使用は避けた方がよいでしょう。
●使用顔料…酸化チタン