マイメリブルー人気色10選 #MBランキング2021

イタリアのマイメリ社の最高級透明水彩絵具マイメリブルーの、2021年度一年を通して人気だった色をまとめた「#MBランキング2021」が今冬発表されました。余計な添加物を使わずに厳選された顔料で作られたマイメリブルーは人気の色がたくさんあります。今回はどのような色がランクインしたのでしょうか?マイメリブルーをお使いの方も、そうでない方も、ぜひランキング結果をご覧ください!

マイメリブルーとは

イタリア・マイメリ社が開発した最高級透明水彩絵具マイメリブルーは、余計な添加剤を使用せず、厳選された顔料と最高級コルドファン産アラビアゴム、グリセリン、精製水で構成されています。全色が単一の有機、無機および合成、天然顔料を使用した完全にバランスの取れたカラーレンジであり、濁らず鮮やかな混色を生み出します。

カラーラインナップは、12mlチューブと1.5mlハーフパンともに全90色。全色が国際規格 ASTM D5067 (アーティストクラスの水彩絵具)の基準をクリアしており、水で薄めた状態でさえも最大の耐光性を保持します。そのため、マイメリブルーで描かれた作品は色あせることなく、いつまでも新鮮さを保つことができます。

【人気色10選】#MBランキング2021

マイメリブルー水彩絵具の、2021年度に人気だった色ベスト10をご紹介します!

#MBランキング2021
第10位
No.514
ペインズグレイ
Vat Bluel 合成インディゴを使用した暗い青みを帯びた染色性のある美しいグレー色です。合成インディゴは1880年代に開発され、1913年には天然物のほとんどが合成物に置き換えられました。
#MBランキング2021
第9位
No.476
マルスブラウン
PR101 合成酸化鉄を使用した重厚で不透明な赤茶色です。グラニュレーション性があり、水で薄くのばすと赤茶色と黒色に分離します。色名の「マルス」とは、錬金術師が合成酸化鉄をラテン語 Crocus Martius と呼んでいたことに由来します。
 
#MBランキング2021
第8位
No.473
ベルチーノバイオレット
PR122 キナクリドンを使用したステイニング性のある赤紫色の絵具です。Verzino とは Brazilwood を指し、南米から欧州へブラジルボクが運び込まれた歴史的背景からイタリア都市名の由来にもなりました(諸説あり)。
 
#MBランキング2021
第7位
No.431
フタロターコイズ
PB15:4 フタロシアニンβを使用した緑みを帯びた幻想的な青色です。薄く水でのばすと色名にもあるように、トルコ石のような色合いになります。耐光性に優れており、透明度が高く、濃色部分は暗く深みのある色になります。
 
#MBランキング2021
第6位
No.400
プライマリーブルー・シアン
PB15:3 フタロシアニンβを使用したステイニング性のある青色の絵具です。マイメリブルー三原色のひとつであり、印刷用インクにも用いられているこの顔料は、鮮やかな発色性を持ちながら、非常に優れた耐光性を有しております。
 
#MBランキング2021
第5位
No.486
セピア
「セピア」とはギリシャ語でイカを指し、色の起源もコウイカの墨を原材料としています。マイメリブルーでは PY164 マンガンアンチモンルチルチタンバフを使用しており、黒色が入っていない不透明な茶色の絵具です。
 
#MBランキング2021
第4位
No.270
ドラゴンズブラッド
起源はイエメン・ソコトラ島のドラゴンツリーが分泌する深紅の樹脂に由来します。古代ローマの博物学者により名付けられ、色材の他に医療用、そして錬金術にも用いられました。こちらでは PBr25 ベンズイミダゾロンを使用しています。
 
#MBランキング2021
第3位
No.412
ターコイズコバルト
PB28 酸化アルミニウムコバルトを使用したトルコ石のような色の絵具です。顔料の比重は大きく、鮮やかな発色と定着力の強さを特徴とします。コバルトの名称由来は小鬼コボルトであり、ドイツ民話では鉱夫たちを困らせたという話もあります。
 
#MBランキング2021
第2位
No.479
ポッターズピンク
PR233 クロムスズピンクを使用した深いピンク色の絵具です。この顔料はイングランドの陶芸家によって発明され、陶器の着色に使われておりました。落ち着いた発色であり、比重の大きい無機顔料に見られるグラニュレーション性もあります。
 
#MBランキング2021
第1位
No.422
インディゴ
NB1 天然インディゴを使用した本物の美しい藍色の絵具です。名称由来はラテン語 Indicum より英語 Indigo になったとされています。インディゴは何世紀にもわたり「青い金」として取引されるほど、世界で最も重要な染料でした。