シュミンケ ムッシーニ最高級天然樹脂油絵具 発売中!
中世の製法に基づいた 世界で唯一の天然樹脂製油絵具【シュミンケ ムッシーニ油絵具】をオンラインショップで販売開始しました!
MUSSINI(ムッシーニ)の歴史・由来
ルネサンスの時代より、画家たちは独自の処方で天然樹脂を配合し、手作りで油絵具を製造していました。しかし 絵具製造の工業化が進むことで、画家たちは自分で絵具を作ることをやめてしまい、代わりに絵具メーカーがその役割を担うようになります。これは 今日の絵具の製造様式の幕開けとも言えましたが、製造法の問題により ほとんどの絵具から 油彩画にとって欠かすことのできない天然樹脂分が取り除かれてしまいました。
こうした時代潮流のなかで なお天然樹脂油絵具にこだわり、その製造処方を守り続けたのが、フィレンツェ絵画アカデミーで教授を務めていたチェーザレ・ムッシーニでした。
チェーザレ・ムッシーニのこの天然樹脂油絵具の処方を、ヘルマン・シュミンケとヨセフ・ホラダムの二人の科学者が授かり、1881年に設立した会社がシュミンケ社です。シュミンケ社は瞬く間に当時のドイツの指導的な絵具メーカーにまで発展し、依頼4世紀にわたって最高級の絵具作りを心掛けています。
ムッシーニ油絵具は チェーザレ・ムッシーニ教授の名に因んで名づけられています。その製造処方の素晴らしさは、今日の近代的な科学の力によって証明されており、今なおシュミンケ社の最高級油絵具の基礎になっています。
MUSSINI(ムッシーニ)油絵具の特長
深みのある色彩表現
シュミンケ社は 永年にわたる絵具製造の経験をもとに、樹脂絵具に最適なパレンバン(インドネシア)産の天然ダンマル樹脂を揮発性油で溶かし ムッシーニに配合しました。
油が揮発した後に残る微細な天然樹脂の透明な粒子が、光の複雑な屈折を生むことで、鮮明さと光沢を際立たせ 画面をいっそう堅牢にしています。
優れた乾燥特性
通常の油絵具は油分が多く、乾燥過程に起こる酸化重合によって 絵画層の容積と重量が増えるため、ひびが入りやすいです。またひどい場合には絵具が剥離することも起こりかねません。
ムッシーニは油の揮発による減量で、乾燥過程における容積と重量の増加分を相殺します。さらに、その揮発が ごく微細な気孔を絵画層の内部まで作り出し、そこに酸素が入り込むことで、絵画層の表面と内部をほぼ同時に乾燥させることを可能にしています。
この均整のとれた乾燥過程によって、絵画層の画面上の引っ張り差(乾燥差)をなくして、しわやひび割れを最小限に抑えることができ、印象派のような絵具の厚塗りにも耐えられます。
鮮明さと純度をきわめた101色
ムッシーニ油絵具は 92種類の顔料を使用し、全101色を展開しています。そのうち 単一顔料で製造された絵具は64色、また きわめて美しい透明色は42色。非常に豊富な色数は、創作活動、表現の幅をさらに広げることを可能にします。