絵画用和紙の取扱いを始めました。

木版画や日本画、水墨画に使う和紙が 新しく登場しました。
厚さや強さ、滲み具合なども様々です。
和紙は 楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)といった植物の繊維から作られ、薄いものでもしっかりとした強さを持っています。


●ドーサ液(にじみ止め液)の有無

和紙には「ドーサ液加工」というにじみ止め処理がされているものと、されていない「生」のものがあります。
画材を使う際、ドーサ液加工されていない和紙は、されている和紙よりも 滲みの程度が著しいです。

にじみを活かした水墨画などには ドーサの引いていない生の紙もよく使われます。
輪郭のしっかりした メリハリのある作品を描く際にはドーサを引いてある和紙が使われることが多いです。


●和紙の色味について

描画用の和紙の多くは 漂白加工によって表面の色が白いものが多いですが、この加工を施していない「未晒(みさらし)」状態のものもあります。
(和紙の基本的な性質はいずれも変わりません)