三菱鉛筆のブラシ・刷毛の通販

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刷毛の種類

刷毛は水張り、下地塗り、描画、ニスがけなど、下準備から仕上げまで幅広く活躍します刷毛には豊富な種類がありますが、大きく分けて西洋画用と日本画用があります。【西洋画用の刷毛】西洋画用は塗料用の刷毛が画材用に転用発展したものです。主に豚毛・イタチ・ナイロンなどで作られており、油彩の筆同様、口金がついています。日本画用の刷毛よりも硬めで弾力性があり、粘りのある絵具やニスに負けないようになっています。【日本画用の刷毛】日本画用は、天然または人工の岩絵具のような粒子のある顔料を均一に画面に下ろすための毛質をそなえています。水をたっぷり含ませて引くとき、穂先がすぐに返せること、塗っているうちに穂先が割れないもの、そして絵具の「おり」が良いものが良い刷毛の条件となります。日本画用の刷毛の用途による分類は次のものがあります。【絵刷毛】大きさは寸であらわされます。弾力のある羊毛が使われます。【空刷毛】常に乾いたままで使い、ムラを取ったり、絵具のぼかしに使います。鹿の背筋の硬くて粗い毛が使われます。【ドーサ刷毛】ドーサとは膠液です。その性質上、毛を痛めやすいのでこの目的専用に使われます。【連筆】数本から20本までの筆を連ねて作った筆で刷毛と同じように広い面積を塗るのに使います。刷毛よりも水含みが良く、微妙なぼかしができます。さらに絵具のたまりができにくいので、ムラなく絵具を引くことが可能です。描き味はしっとりして繊細です。

刷毛にはいろいろな毛が使用されますが、絵具の種類や粘度によって毛質を選ぶことが大切です。特にアクリルのような合成樹脂系の絵具にはナイロンなどの人工毛のほうが扱いやすいでしょう。日本画の刷毛を油彩やアクリルに使用することは、毛を傷めてしまうのでおすすめできません。油彩・アクリル向きの柔らかい刷毛としては少々値段は張りますが、オックス刷毛(馬足毛+豚毛)というものがあります。

刷毛の手入れ方法について

使い終わった後の刷毛の手入れ方法は、基本的に筆と同様です。使用した絵具や塗料の種類に応じて洗浄を行います。【水性の場合】まず、刷毛に付着した絵具・塗料を新聞紙や布を使って可能な限り拭き取ります。その後バケツ等に水を溜めて繰り返し水洗いを行います。刷毛からある程度色が出なくなったら、筆用石鹸や台所用洗剤を使って根本からもみ洗いを行い、しっかり流水で洗い流します。この時洗浄が不十分であると筆が固まる原因となる為、汚れが無くなるまで繰り返し行うことが重要です。最後に風通しの良い場所で「刷毛の先を上にした状態」で陰干しを行い、しっかり乾燥させたらお手入れ完了です。【油性の場合】まずは水性と同様に、絵具を可能な限り布等で拭い取ります。次に、油絵具なら専用のブラシクリーナー、塗料なら専用のうすめ液等の溶剤を使ってある程度洗浄を行い、布で丁寧に拭き取ります。尚、これらの洗浄溶剤は臭いが強い為、換気をしながら作業を行います。その後は水性と同様に、石鹸洗剤等で繰り返しもみ洗いを行い、乾燥をさせたらお手入れ完了です。尚、廃液の処分は環境に配慮する必要があり、決して水道に流してはいけません。例えば、油絵具のブラシクリーナーの場合はゴミ袋へ不要な布・紙を詰め込み、廃液を吸わせた上で不燃ごみとして処分するのが通常です。廃液の量が多い場合は固めたり分離出来る処理剤を使うのがおすすめです。(アルテージュ/固めるエコロイル等) 溶剤の種類や各自治体によっても処分方法は異なる為、規定に基づいて処理する必要があります。

大作の油絵におすすめのブラシ

「オメガ」のペイントブラシは油絵の大作を描く際に大変おすすめです。穂先と柄の形状が様々な種類で展開されており、描く場面に合わせて使い分ける事が出来ます。特に穂先が「ラウンド」のものは、通常の油彩筆では出せない大胆なタッチやストロークを描き、表現することが出来ます。柄が細めのタイプ(シリーズ1053 / 222等)は線の強弱がつけやすく、大作用油彩筆として優秀な一品です。筆先の先端までボリュームのあるタイプ(シリーズ861 / 380等)は絵具の含みが良く、よりダイナミックな描写が出来ます。フラットタイプ(シリーズ 1031 / 80等)は、単色塗り(ベタ塗り)等に適しており、広い範囲を塗るのに最適です。より幅広のものは、ジェッソ等の地塗りや仕上げ用のニス塗り等に活用するのもおすすめです。

三菱鉛筆について

三菱鉛筆株式会社の礎となった「眞崎鉛筆製造所」は創業者眞崎仁六により、1887年(明治20年)に内藤新宿(現:新宿区内藤町)にて創業されました。1878年(明治11年)にパリで行われた万博で初めて鉛筆を見た眞崎仁六は、その感動を元に様々な研究と努力を重ね、日本初の鉛筆工業生産に成功しました。その後も数々の失敗を重ね、試行錯誤を繰り返しながら、1901年(明治34年)に、「逓信省(現:郵政省)御用品」として採用されたのが「局用鉛筆」です。このときの感動を後世に残すべく、眞崎仁六は、記念の商標を登録するに至りました。「局用鉛筆」には一号、二号、三号という3種の硬度があり、これに合わせて眞崎家の家紋である「三鱗(みつうろこ)」を図案化し、「三菱」というマークを考案しました。この「三菱」マークと「三菱」という商標は、明治36年(1903年)に商標登録され、三菱財閥の商標登録に先立つこと10年になります。(三菱鉛筆は三菱財閥との資本関係はありません。)「三菱」マークは、創業者の誇りや伝統とともに、現在に受け継がれています。創業以来、三菱鉛筆は「最高の品質こそ最大のサービス」を社是として、常に品質向上と技術革新に努め、世界の筆記具市場をリードするメーカーとしての地位を築いてきました。60年以上のロングセラー商品「ユニ」などに代表される最高レベルの鉛筆、世界で圧倒的なシェアを持つ水性ボールペン「ユニボール」、幅広い年齢層、様々な用途に使用されているサインペンの定番「ポスカ」、なめらかな書き味の油性ボールペン「ジェットストリーム」、常に細く濃く書けるシャープペン「クルトガ」、世界で初めて工業用ダイヤモンドを配合したシャープ替芯「ユニ ナノダイヤ」、多様化したお客様のニーズに対応できる選べる筆記具「スタイルフィット」等々、技術の蓄積の中から生み出された数々の商品が、国内のみにとどまらず広く海外においても愛用され、支持され続けています。なお三菱財閥グループから買収を持ち掛けられたが断ったという逸話が残っています。

「ダーマトグラフ」について

一般名詞になっている「ダーマトグラフ」ですが、実は三菱鉛筆の登録商標です。語源はギリシャ語で、「dermato」は「皮膚」、「graph」は「書く、記録する」ということ意味を表しています。つまり「皮膚に書けるもの」という意味で、もともとは、皮膚に書く目的で開発され、医者が手術で切開する場所にマークするなどに使用されていたと思われます。現在発売している商品は、皮膚への筆記用ではありません。三菱鉛筆では、昭和30年から製造しています。最初は木軸で、色は赤・青・黒・黄の4色でした。昭和33年頃には、軸を削らなくても済むように紙巻になり、現在は12色発売しています。紙はもちろんのこと、ガラスや金属、フィルムにも書くことができます。
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