開明のカラーインク・ホワイトインク・マスキングインク・墨液の通販
開明のカラーインク・ホワイトインク・マスキングインク・墨液の商品一覧です。
世界堂では、絵具・インク・メディウム類などを幅広くご用意しております。
- 対象商品:2件
インクについて
インクとは顔料・染料を含んだ液体、ジェル、固体であり、文字を書いたり表面に色付けする為に使用されます。筆記や印刷で用いるものはオランダ語由来の「インキ」と呼ぶ場合が多いです。日本や中国で古くから使われている[墨]もインクの一種に数えられています。またインクには油性と水性があります。油性インクは乾くと耐水性となりますが、長時間未使用のまま保存するとインクが固まってしまう恐れがあります。水性インクは長時間未使用でも固まらない為、保存に優れていますが水に濡れると滲んでしまう弱点があります。この為、近年ではボールペンやプリンターなどで[水性顔料インク]が多用されています。長期保存に耐え水に濡れても滲みにくく、手についても水洗いで落とせるといった利点を持っています。
おすすめのマスキングインク
マスキングインクとは、紙の地を残して白抜きを作る為の専用インクです。描写したくない部分に塗ることで紙の地を一時的に覆い隠し、最後に剥がすことで簡単にマスキングをすることが出来ます。透明水彩絵具において、ホワイトの混色や重ね塗りは実はあまり推奨されていません。何故なら、その独特の透明感を鈍らせ、色が濁った印象になりやすいからです。その為、色の濃淡は水分量で調整し、白は紙の地を生かして描くことが一番絵具の彩度を損なわない方法とされています。水彩画を描くにあたり、マスキングインクは正に必須アイテムと言えるでしょう。中でもおすすめであるのが、【ホルベイン マスキングインク55ml(W466)】です。このマスキングインクは塗った箇所が淡い水色に着色されるので、無色の製品と異なりどこに塗ったのか一目で確認することできます。また、マスキングインク特有のゴムの臭いが弱めであることもポイントです。その他、インクを剥がす際は【ミツワ ラバークリーナー】を使用するのがおすすめです。
ホワイトインクの特徴と選び方
ホワイトインクは主に修正や光沢(ハイライト)の描き込み時に使用します。水性・油性のものがあり各々特徴が異なるので、自分の用途に合ったものを選ぶ必要があります。■【染料インク】水に溶ける性質を持ち、混色が可能で色の発色が良い。耐光性に劣り、乾燥後も水に溶ける特徴があります。[ターレンス エコライン 100ホワイト / W&N ドローイングイン 702ホワイト等]■【顔料インク】主に漫画原稿の制作や筆記用に使われます。耐光性・耐水性に優れており、「修正用」に特化したホワイトが多く発売されています。[アートカラー 漫画修正インク / デリーター ネオピコライン[ホワイト]0.5mm等]■【油性インク】速乾性があり、固着性が強い性質があります。主にマーカー等のペン類で展開されていますが、よく知られているものは[ライオン ミスノン W-20]です。珍しい刷毛タイプの修正液で、プロの漫画家に愛用者が多いホワイトです。
開明について
1898年(明治31年)に、創業者田口精爾が世界初の液体墨を開発し「開明墨汁」と名づけ「田口商会」を創業しました。これが「開明」(カイメイ)の楚となります。その後株式会社への改組を経て、1988年(昭和63年)「開明株式会社」と社名変更しました。「開明墨汁」は書道教育の場だけではなく、コミック製作にも重用され、特に手塚治虫氏に愛用された事が知られています。開明株式会社は創業以来、「墨汁」を発明した企業としての自覚と責任に重きを置き、歴史を重ねました。「開明墨汁」と名づけられた初期の墨汁は、原料にカーボンブラックを初めて使用した、当時革新的な製品でした。しかしながら、その当時墨汁は使うと筆が傷む、文字が光ると言われ、固型墨より劣っているとされていました。その後開明は墨汁のパイオニアとしてたゆまぬ研究開発を行い、原料として使用される膠(にかわ)や塩化カルシウムの精製度を高くするなど様々な角度から改良を続けました。その結果、このような弱点を解消したばかりでなく、古墨の味わいをもつ墨汁の完成へと至りました。現在、開明の墨汁はお子様から著名な書家の先生も広く愛用される製品になりました。「墨には五彩あり」と言われるように、黒の奥深い世界を追求する企業として、開明はさまざまなシーンでの墨汁の活用をこれからも提案していくことを掲げています。
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