野外スケッチ用品|「持ってきてよかった…」外で役立つアイテム

野外スケッチは屋内での制作とは違い、持っていくものによって制作環境の条件がかなり左右されます。
世界堂はこれまでにさまざまな場所で野外スケッチ会(マンスリースケッチ会)を開いてきました。スケッチ会の会場でよく見かけるアイテムも参考にし、おすすめ商品をご紹介します!屋外での制作で活躍するのはどのようなアイテムなのでしょうか?

道具を運ぶのにおすすめのアイテム

まずは画材を野外へ持っていくためのバッグなどをご紹介します。画材は意外とかさばるので、日常的に使うようなカジュアルなバッグだと入りきらないことがよくあります。
画材メーカーの中には、バッグを作っているメーカーもあり、絵を描く人のためにデザインされたバッグが発売されています。

アートン アートフィールドバッグ(イス付)

スケッチ旅行や日帰りスケッチをじっくり楽しむための携帯イス付スケッチバッグ。
サイズはF4とF6の2種類で、それぞれのサイズのキャンバスやスケッチブックが入るよう設計されています。

F4はイスとバッグが一体型になっています。
F6はイスを収納するポケットがついています。

マルマン スケッチバッグ

大中小様々な7つのポケット/収納部を備えた、画材一式をはじめ様々な荷物を収納できるスケッチバッグ。
背面のポケットはF6サイズまで収納可能で、軽くて耐水性なのが特徴です。

ホルベイン アトリエカート F8サイズ用

超軽量のカートつきF8サイズ用バッグです。バッグはカートから簡単に取り外し可能。
男女問わずお使いいただけるシンプルなデザインにきれいな色のステッチ、赤いタグがポイントになっています。

筆筒・筆巻

ホルベイン 筆筒
ホルベイン 画筆ホルダー[S]

筆をバッグにそのまま入れると、筆に残った水分がバッグの中についてしまいます。ビニール袋などに入れて持ち運ぶこともできますが、筆先を守ることができないので、毛先が割れたり折れたりしてしまうことにつながります。筆を持ち運ぶ際は筆筒や筆巻を使いましょう。

制作環境のセッティングにおすすめのアイテム

画材とスケッチブックだけを持って行っても、イスやイーゼルがないと安定した状態で描くことができません。
つぎは制作環境を整えるアイテムを見ていきましょう。

ホルベイン スケッチ椅子 No.9

軽くて丈夫な折りたたみイスです。高さ440mmで座りやすく疲れにくい設計で、野外スケッチに最適です。

ターレンス メタルイーゼル

水平メタルイーゼル

軽量で折り畳み式なので手軽に持ち運べます。
イスに座って描く場合は「3段」、地面に座って描く場合はミニの「2段」がおすすめです。
また、水彩画で水をたくさん使うウェットインウェット技法を使う場合は、垂直・水平の両方で制作可能な、「水平メタルイーゼル」を使うと水を垂らさずに描けます。

ホルベイン ニューシルバーイーゼル

別売りで専用のテーブルがあります。

作品受けの部分に押さえがついており、キャンバスやスケッチブックをしっかりと固定できます。
専用のテーブルが別売りであり、パレットや筆など、軽めの道具をのせることができます。

野外での作業におすすめのアイテム

野外ではあまり場所を広げて作業できないので、道具をいかにコンパクトにするかが重要となります。また、水彩絵具を使う際は筆などを洗う場所がないことも考慮に入れましょう。

アートン 密閉水彩パレット No.3300

フタにパッキンのついたしっかり密閉型の水彩パレット。
野外で制作したあとは、パレットに残った水分を拭いてからバッグにしまいますが、拭き残した水分がパレットから垂れて、バッグの中に絵具の色がついてしまうことがあります。
密閉パレットはお弁当箱のように、フタにパッキンがついているので、中の水分がこぼれる心配がありません。

ジャバラ筆洗

アートン ジャバラ筆洗[中] No.10
ホルベイン ジャバラ筆洗(大)

ジャバラ型の筆洗。使用後は本体を縮めれば収納・携帯にも便利で、野外での水彩スケッチにおすすめです。筆を洗う際は、ジャバラ部分でしごくようにすると絵具が良く落ちます。

ファーバーカステル クリック&ゴー ウォーターカップ

おりたたむことができるため、収納時にかさばらず、持ち運びにも便利な水入れです。水入れのフチはウェーブ型になっているので、筆を渡しかけて置くことも可能です。

水筆

呉竹 フィス水筆ぺん

水筆は、軸部分に水を入れて使用しますので、バケツなどがいらず、混色やボカシがきれいな水でできます。穂先についた色はスポンジやティッシュの上でならせば落とせます。
顔彩、固形水彩絵具で描くときや、水彩色鉛筆や水溶性マーカーのボカシ表現をする時など、さまざまシーンで大活躍します。

さいごに

あなたの制作スタイルにあったアイテムはありましたか?野外での作業は、使う道具や制作環境が少し変わるだけで、制作のはかどり方が大きく変わってきます。役立ちそうなアイテムがあれば活用してみましょう。
また、今回はバッグや制作用品をご紹介しましたが、天候や行く場所に合わせて服装などにも気をつけましょう。紫外線にも気をつけ、晴れた日は帽子や日焼け止めクリームもお忘れなく!