油彩額|特徴・サイズ・構造を解説

油彩額とは?

キャンバスや木製パネル(厚さ20mmほどのもの)を入れる額縁です。日本国内で一般的に販売されている規格サイズ(F・P・M)のキャンバスやパネルがそのまま入るように設計されています。

油絵などのキャンバス作品は、作品自体に強度がある場合が多いので、アクリル板を取り外して飾ることもできます。アクリル板表面の光の反射が気になる場合に、取り外して飾ることがあります。
写真:No.100<金>

飾れるもの

  • キャンバス
  • 木製パネル(2cm厚程度)
  • キャンバスボード(固定が必要)

キャンバスとパネルのサイズ

油彩額の中の寸法は、キャンバスやパネルのサイズに少し余裕をもたせた大きさで作られています。

<単位:mm>

号数FPM
0180×140180×120180×100
1220×160220×140220×120
SM227×158
2240×190240×160240×140
3273×220273×190273×160
4333×242333×220333×190
5350×270350×240350×220
6410×318410×273410×242
8455×380455×333455×273
10530×455530×410530×333
12606×500606×455606×410
15652×530652×500652×455
20727×606727×530727×500
25803×652803×606803×530
30910×727910×652910×606
401000×8031000×7271000×652
501167×9101167×8031167×727
601303×9701303×8941303×803
801455×11201455×9701455×894
1001620×13031620×11201620×970
1201940×13031940×11201940×970
1301940×1620
1502273×18182273×16202273×1455
※SサイズはFサイズの長辺×長辺のサイズとなります。
※1・2・5号は一般的なサイズではないためお取り扱いがございません。
※額縁によって取り扱いサイズはことなります。
※当ショップでは、油彩額はF20号(Fサイズのみ)まで、仮縁はF・P・M・S150号まで取り扱っております。



油彩額の構造

フレームが二重構造になっており、内側の枠は「オイルライナー」とよばれます。額の中に、アクリル板・オイルライナー・飾るもの・裏板の順に入れます。

作品はオイルライナーの中におさまり、オイルライナーとフレームの間にアクリル板を入れます。オイルライナーがあることによって、作品表面とアクリル板の間に数mmの隙間ができ、アクリル板が作品に接触しないようになっています。

また、作品が絵具を盛り上げて描かれている場合は、アクリル板を取りつけることができないので、アクリル板なしで飾りましょう。

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