ホルベインの造形材料の通販
ホルベインの造形材料の商品一覧です。
世界堂では、クラフト・造形材料などを幅広くご用意しております。
- 対象商品:7件
造形材料の新着商品
オーブン粘土[フィモ]について
ステッドラーから発売されている[フィモ]は、家庭にあるオーブンで簡単に作品を創ることができるドイツ製の樹脂粘土です。温度設定したオーブンで110℃で20分から30分加熱するだけで、柔らかいフィモが陶器のように固まります。陶芸のように高温で加熱する必要がありませんので、家庭用のオーブンをそのまま使用可能です。さらに低温で加熱するため、革やガラスといった副資材も一緒に加熱でき、作品の幅がさらに広がります。主な特徴:【変化がない】フィモは低温で加熱する為、加熱による色の変化や収縮がほとんどみられません。また、耐光性にも優れておりますので、アクセサリー作りにも最適です。【カラフル】シリーズ全体で100色を超える豊富な色数。メタリックカラーや半透明、蓄光など特徴のある色味が揃います。【無限の色数】色をミックスして自分だけの新しい色を創り出せるのもフィモの特徴です。また市販のラメや金箔等の副資材(110℃で変化しないもの)を合わせる事で、世界にたった一つの色を創作する事も可能です。
パジコ シーラーについて
パジコのシーラーは粘土を始めとした、紙・木・布・金属等の様々な素材にそのままご使用頂ける水性アクリルニスです。主に仕上げ剤として作品に塗布します。「厚塗りツヤ出し」「半ツヤ出し」「ツヤ消し」の3種類があり、各々仕上がり時の特徴が異なります。光沢感を出したい時は「ツヤ出し」、落ち着いたマットな質感に仕上げたい時は「ツヤ消し」と使い分けるのがおすすめです。また、各種画材(着色剤)との相性に差がある為、ご使用の際は事前に確認が必要です。例えば、「半ツヤ出し」はアクリル絵具・油性ペン・ポスカで着色した作品への使用は不向きです。「厚塗りツヤ出し/ツヤ消し」に関しては、水彩絵具・水性ペンで着色された作品へはお使い頂けません。パジコのシーラーをお求めの際は、作品に適したものであるか前もってご確認ください。
ホルベインについて
1900年(明治33年)吉村峯吉による大阪中之島において「吉村峯吉商店」の設立が、ホルベイン各社の礎となりました。1946年(昭和21年)「ホルベイン工業株式会社」設立、1951年(昭和26年)「ホルベイン画材株式会社」設立を経て、1999年(平成11年)創業100周年を迎えました。ホルベインでは油絵用で164色、水彩画用で108色もの絵具を商品化するため、その使用顔料の数はゆうに200種類を超えています。例えば同じ黒色でも「アイボリーブラック」は動物の骨から作った炭、「ランプ ブラック」は油煙、「ピーチブラック」は有機顔料を使用しています。塗料メーカーも含め、これ程多くの顔料を扱っているメーカーは類を見ません。それはすなわち、画家が必要とする絵具にひたすらこだわり続けてきたホルベインの長い歴史の産物です。1900年、吉村峯吉が創業した当時の事業は文具の卸・小売でした。絵具に携わりだしたのは清原定謙に代がわりして以降のことになります。それまでも国内メーカーの絵具を販売していましたが、自社でも開発したいという思いを具現化すべく、清原は復員後の1946年に絵具製造のホルベイン工業を創設。その5年後には絵具以外の筆やパレット、スケッチブックなどを扱うホルベイン画材の設立へと至りました。その後も試行錯誤を繰り返しながら、徐々に高級絵具メーカーとしての地位を確立し、現在は、国内最大手の絵具・画材販売製造メーカーとなっています。
油絵具「ヴェルネ」の歴史
日本で最初に洋画用絵具をつくったのは東京の花廼家(はなのや)です。そこから独立した二代目によるブランド、桜木絵具を販売していたのがホルベインの前身、吉村商店でした。桜木油絵具の品質や製造量に不満を感じていた吉村商店の清原定謙は、みずから本格油絵具の開発を決意しました。清原は技術指導者を招き入れて桜木油絵具を改良し、ついにより高品質な製品を完成させました。これこそ、ホルベインブランドの油絵具第一号ホルベイン「ヴェルネ」油絵具でした。しかし昭和16年(1941年)清原は召集礼状により大陸へ招集され、さらに昭和19年(1944年)東京の製造工場が焼失します。ホルベイン油絵具の歴史はここで一度、完全に途切れることとなりました。その後復員した清原が、新工場で油絵具の製造を再開しましたが、「ヴェルネ」の名前が再び使われることは有りませんでした。時は移り平成22年(2010年)、ホルベインは油絵具の原点を、もう一度見直してみようと思い立ちます。有色顔料と乾性油だけのもっともシンプルな処方の絵具がもっとも色鮮やかで美しいことはわかっています。しかしそれだけでは流通に耐える安定した製品にはなりません。粘り強く研究を続けた膨大なデータと永年蓄積された製造ノウハウのすべてが注ぎ込まれました。緻密な処方の設計と最新鋭の生産機の導入により、高い性能と安定性を両立させ、顔料のかつてない高分散により、驚くべき滑らかさ、色の濃度、透明度が実現しました。まさしく油絵具のそしてホルベインの原点、60 年以上の時を経て一旦忘れられた「ヴェルネ」の名前は、600 年以上続く油彩画の歴史に新時代をもたらすべく、こうして復活を遂げる事となりました。