リラのモチーフの通販

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石膏デッサンは何故難しいのか

モチーフのカテゴリーでは描画の対象となるモデル人形・石膏像を取扱いしております。石膏像は絵画や彫刻の基礎を学習するのに適しており、美術大学の入学試験においても重要視されています。石膏デッサンが試験に採用されるのは、受験生の純粋なデッサン力が測れるところに理由があります。静物画でよく用いられる果物やパンといったモチーフは多少の歪みや陰影の差異があっても、絵としての完成度さえ高ければ、些細な問題に留まります。しかし、石膏デッサンの場合そのような誤魔化しは一切利きません。デッサンの狂いが少しでも生じれば、それは画に顕著に表れ、見る者に違和感を与えます。また、人物の顔はそれぞれが複雑で繊細な造りをしている為、ズレや歪みが生じた途端、別人のような画になってしまいがちです。故に初心者が陥りやすいのが、描いた石膏が作者本人に何処となく似てしまうといった現象です。人間の顔はこういうものだという先入観と固定観念から、意識せずとも毎日見ている自分の顔へ近づいてしまうというわけです。その為、初心者の内は測り棒をこまめに使用し、顔のパーツごとの距離や面積を逐一チェックしながら描くことが勧められます。面倒な作業に感じられるかもしれませんが、測ることでその石膏像のポイントが正しく把握できるようになります。光の捉え方・陰影の描写も同様に正確さが求められますが、こちらは絵として「らしさ」を加えることも重要です。例えば、石膏像とモチーフ台の設置面にスッと濃い線を入れるだけでも重量感が増し、「置いてある感」を演出することが出来ます。これがいわゆるテクニックの部分です。しかし、これらは加減が難しく、やりすぎると途端に画面全体が嘘くさくなってしまいます。平たく言うと「正確さを演出する嘘を描く」必要があるというわけです。一見矛盾していますが、これが出来るのと出来ないのとでは明らかな違いが生まれます。石膏デッサンは表現ではなく、絵画における基礎であり、訓練です。「面・形・陰影を正しく捉え、描画する能力が備わっているか。」これを測りたい美術大学側にとって、石膏デッサンは最適な試験科目です。その為、ファイン・デザイン等の学科の違いに問わず、美大志望生の前に立ちはだかる最初の関門と言えるでしょう。

モチーフとは?

芸術分野における「モチーフ」とは、作品の中心となる思想及び構成を意味します。絵画においては、表現された作品のモデル及び元となった物がある場合に、その対象物本体をモチーフと指すことが一般的です。例えば、「リンゴをモチーフに描いた作品である」という伝え方になります。また、素描・デッサンをする際の対象物をそのままモチーフと呼称することもあります。この場における「モチーフを組む」という意味合いは、デッサン時における対象物の配置・角度といった「対象物そのもの構成を考える」ことに当たります。当ショップ(世界堂通販)では、モチーフ用の商品のお取り扱いが御座います。デッサンの際に是非ご活用ください。

リラについて

世界で最も古い鉛筆の商標の一つである「リラ(LYRA)」は、1806年にヨハン・フローシャイスがドイツのニュールンベルクで鉛筆の製造を始めて以来200年以上の歴史を誇ります。リラはメイド・イン・ジャーマニーに象徴される革新性と高品質の代名詞であり、今日では世界的なブランドとなっています。良質な素材選びと確かな製造プロセスを保証するために、リラの鉛筆作りは創業当初から厳格なルールの下で行われてきました。1800年代の終わりにはリラ・オーロラ鉛筆は主力商品として世界的な成功を収め、1900年には年間5,300万本の鉛筆を製造するまでに至りました。さらに両大戦の戦間期には大幅に事業を拡大し、ドイツとイタリアにおけるマーケットリーダーとなりました。その後も物流と製造の分野を大幅に革新し、現在は色鉛筆や、鉛筆、クレヨンなどをラインナップしています。その品質の高さから子供用からプロ用に至るまで多くの学校やアーティストに愛されています。品質へのこだわりと倫理観は創業以来から常にリラ製品を際立たせてきました。2008年、リラは同じ価値観を共有し追求するイタリア フィラグループの一員となりました。
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