丸善美術商事の木炭・コンテ・スケッチペンシル・サッピツの通販

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画用木炭について

画用木炭とは、木の枝等を乾燥させて窯で蒸し焼きにして炭化したものです。材料は自然のままの樹木ですから、その種類・生育場所・焼成温度等により、色合い・硬さなどに微妙な違いがあります。また製法としては、ただ樹木を炭にしただけの極めて簡単素朴なものですが、描画材料としての歴史は古く、人類最古のものといえるでしょう。

画用木炭の用途

画用木炭の用途といえば、まずは造形表現の基礎となるデッサンです。ものの形体・明暗・質感などを線描で正確に捉え表現するデッサンの訓練を通して、構図・調子などについて理解を深め、「ものを観る力」、「表現する力」を養う事ができます。デッサンを繰り返し練習する事によって、油彩画・日本画・彫刻・デザイン工芸等どんな造形分野にも通ずる感性と表現力が磨かれます。また画用木炭は美術家の下描きやスケッチなど、さらにはパステル・チョーク・クレヨン等と併用したデッサン画用としても、さらに日本画では輪郭の当たりをつける為などに幅広く使用われています。

画用木炭の特徴

デッサンにおける画用木炭には、次のような特徴があります。1.【描いたり消したりするのが簡単である。】消えては現れるフォルムの追求にふさわしい、短時間のデッサンには最適な材料です。2.【モチーフを線より面で捉えることに適している。】対象を面で捉え、全体のフォルムを明暗で表現することに適している。3.【調子(トーン)の表現に優れている。】軟らかく伸びが良いので、濃淡の表現がしやすく、明暗のコントラストで光と影の調子を表現するのに優れています。デッサンには鉛筆・コンテなども使われますが、画用木炭は軟らかくて伸ばしやすいので、明暗や調子の表現には最適の描画材料といえるでしょう。

デッサン初心者におすすめの木炭

「伊研」の木炭は焼きムラがなく高品質で、よく吟味した材料と美しい焼き上がりが特徴です。太さ・硬さ・濃度など、様々な種類の木炭を展開している数少ないメーカーでもあります。中でも描きやすく、デッサン初心者におすすめであるのは「No.360(ヤナギ・中)」と「No.200(ヤナギ・太)」です。ヤナギ木炭の特徴は、粒子が柔らかくて濃く、はっきりとした黒が出せるところにあります。サッピツやガーゼを用いて木炭の粉を画面へ定着させ、濃淡やグラデーションの表現を幅広く行うことが出来ます。また、木炭は素材となる木により描き心地が異なります。描き慣れてきた頃に場面に合わせて使い分けていくと良いでしょう。クワ炭はコシのあるしっとりとした描き心地、トチノキ炭は粘り気のある描き心地、ホオノキ炭は硬くシャープな線が描けるといった特徴があります。

丸善美術商事について

丸善美術商事は1969年(昭和44年)創業以来、他ではないオリジナリティーのある高品質なものへのこだわりを意識してきました。現在は創業から始めた画材部門と、新たにメイク部門にも進出し、2つを軸に今まで培ってきた経験とブラシの知識、ネットワークを強みにして商品を提供しています。各業界で世界屈指の画材メーカーである、ラファエル社(フランス)、シュミンケ社(ドイツ)、オメガ社(イタリア)、クレタカラー社(オーストリア)の日本輸入総代理店を永年に亘り務めていることでも知られています。また、「インターロン」はナイロン画筆を初めてインターロック(形状記憶)を施した画期的な筆で有名です。天然毛の中で唯一ブタ毛のみが自然にカールする為、ナイロン毛で均等に内側に揃えて穂先を作るマキ製法を取り入れました。その為、穂先が外側にバラつかず、まとまりの良いコリンスキーや赤テンの描き味を実現しました。油彩・水彩・アクリル等、どんな絵具にも使用可能で、使用していく内に毛先が広がってしまっても、熱めのお湯に付ければ本来の形状へ戻る優れものです。
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