サンフォードの色鉛筆・水彩色鉛筆・パステル色鉛筆の通販

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色鉛筆の水性と油性の違い

色鉛筆には水性と油性の2種類があります。水性は水に溶ける為、描いた後に水を付けると水彩画のような表現が可能です。一方、油性は水に溶ける事が無い鉛筆です。一般的な色鉛筆は油性となります。また鉛筆とは製造方法が異なり炉で焼く事がないので、色鉛筆の芯は鉛筆と比べて軟らかいのが特徴です。

色鉛筆の選び方について

色鉛筆には様々な種類があり、油性・水溶性の違いから、メーカー・ブランドによっても硬度や描き味が異なります。その為自分の描き方や作風に合うものを見つけることが重要です。初心者の方はどれを選ぶべきか迷ってしまう事かと思いますが、まずは大まかに油性と水溶性のどちらで描きたいかを決めます。オーソドックスな色鉛筆画を描きたいのであれば油性、水で溶かして水彩画風に仕上げたいのであれば水溶性を選びます。その後気になるメーカーの色鉛筆を単品でいくつかお試し頂いた後、気に入ったものをセットで購入するのがおすすめです。発色の違いや描き心地等、実際にお試し頂くことで自分に合った色鉛筆を見つけることが出来ます。色鉛筆の混色はその都度色を塗り重ねる必要がある為、絵具と異なり相当の時間を要します。色数が多い程に混色時の負担を減らし、表現に幅を持たせることが出来るので、初心者の方は36~60色セットから始めるのがおすすめです。また、色鉛筆を収める箱の形状も商品ごとに異なります。一般的な缶ケース、高級感のある木箱、持ち運びやすいプラケースや紙箱等の種類があります。100色越えのセットともなるとそれなりの大きさになる為、予め制作スペースを考慮して検討する必要があります。その他、ケース類は使わずペン立て等に入れ替えて描く方もいます。色鉛筆に限らず、画材は個人により評価や好みが分かれるものです。色々お試し頂いた上で「自分と相性がいいもの」を見つけることが大切です。

なぜ色鉛筆の軸は丸い?

黒色鉛筆の場合、鉛筆の軸は六角形や三角形などが主流です。しかし色鉛筆の場合、大半が丸軸になっている事にお気づきでしょうか?上記でも述べましたが、色鉛筆の芯は黒色鉛筆より軟らかく強度が弱くなっています。また軸が六角形や三角形だと芯から軸(手が触れるところ)までの幅が均一でなくなり、また幅が狭い箇所ほど力が掛かりやすく折れやすくなります。これを改善する為に、軸を丸軸にする事で芯から軸までの幅を均等にし、力の分散を図っているのです。しかし、現在では技術の発展により、一部の色鉛筆では六角形や三角形などの軸も販売されています。

紙以外にも描ける特殊色鉛筆[ダーマトグラフ]

通常、色鉛筆は紙などに描く筆記具であり、ガラスや金属には描く事ができません。しかし、三菱鉛筆[ダーマトグラフ]なら紙はもちろんのこと、ガラス・金属・プラスチック・フィルムなどにも自由に描ける特殊芯を採用しています。油性と水性があり、水性は水で消すことができるタイプです。また、この色鉛筆は木軸ではなく紙巻の軸になっているのも特徴です。発売当初は木軸で挟んでいましたが、ワックスが多く温度変化によって収縮したり、膨張したりして芯が抜け落ちてしまいました。普通の鉛筆の芯は、接着剤で木軸に付けていますが、ダーマトグラフの芯は油分(ワックス)が多く、接着剤が効きません。その為、伸び縮みに耐える紙で巻いています。軸の横にミシン目と糸がついた特殊な紙を使い、芯に巻きつけています。

ベロール社について

ベロール(Berol)社は1856年にフランコニア人移民ダニエル・ベロルツハイマーによって設立された「イーグル鉛筆会社」が礎となっています。
ベロールの製品ラインには、アクリル、パステル、オイルパステル、インク、クレヨン、接着剤、鉛筆、色鉛筆、ペン、マーカー、アクセサリーなどが含まれていましたが、1995年にニューウェル・ブランズの一部門である「サンフォード合資会社」に買収され、2010年に最後の工場が閉鎖されました。


プリズマカラー・カリスマカラー・イーグルカラーの違い

当初ベロール社で製造されていた油性色鉛筆は、同一製品を国によって違う名称で販売していました。
英国では「カリスマカラー」、米国で「プリズマカラー」、そして日本では「イーグルカラー」です。
サンフォード社に買収された際、名称が「プリズマカラー」に統一され、しばらくの間日本でも「プリズマカラー」として販売されていました。
しかしながら「プリズマカラー」は製造が米英の工場からメキシコに移管された影響で、中身の芯は同一ながら土台となる木軸や外観が、非常に粗雑な仕上げとなってしまいました。
そこで日本では、「イーグルカラー」時代の高品質を維持する為、プリズマカラー用の色芯を使用し、日本国内の工場で製造を行なう様になりました。
デザインも、日本で販売されていた当時の「イーグルカラー」のイメージを踏襲して、現在の「カリスマカラー」となっています。
従って「カリスマカラー」は現在、日本国内でのみ販売されており(発売元ベステック)、海外では「プリズマカラー」のみの販売となっています。
輸入品の「プリズマカラー」が、「カリスマカラー」と同一品として販売されることが有りますが、実際には上記の差異がありますので、ご購入の際はご注意下さい。
ただし、残念ながら「カリスマカラー」は「プリズマカラー」全150色をカバーしておらず、全117色となっています。
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